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TOP - 過去掲載記事 - 2007年11月24日号 | |
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11月24日号掲載記事 | |
◆急務な災害弱者対策 - 水害に強く、より魅力ある地域へシンポ<飯山市> | |
![]() シンポジウム「水害に強く、より魅力ある地域へ」。国土交通省千曲川河川事務所・飯山市が主催し、市民や行政関係者ら約350人が参加した。 同日は元都市防災研究所研究部長で、現富士常葉大学大学院環境防災研究科教授の重川希志依さんが、中越地震の際の新潟・小千谷市の高校生たちの体験から「災害から命を守る」「その後の生活を守る」「暮らしの再建と復興」につい基調講演、コミュニティーの大切さを説いた。 「ミニ防災塾」では、木島・常盤小学校の5人の児童が、57・58年水害の状況、被害などについて、家族らから聞き取り、あるいは自分たちで調べたことを発表した。この中で、両年の水害時の水位変化について調べた児童は、中野市立ケ花と飯山での時間的な差異を指摘、堤防の改修によって高い水位でも耐えられるようになったが、これからも十分な水害対策が必要―と、話した。 また、木島水害の際に犠牲になった牛たちの霊を慰める「畜魂碑」を調べた子ども、親や祖父母から話を聞く中で、お年寄りの知恵を大切にしたい―という子もいて、水害体験を語り継ぐことの大切さを再認識させた。 続いての「水害に強く、より魅力ある地域へ」をテーマとしたパネルディスカッションでは、市消防団前第7分団長の吉越祐一さんが、洪水時、内水対策にも関わる中で、消防団員の確保難、高齢化の実態を指摘、「災害弱者対策を考えるうえで、個人のプライバシーとの相克が懸念される」―と述べた。 松原誠千曲川河川事務所長は、昨年の洪水時に堤防の漏水が相次いだことに関して「堤防基盤の地質、堤防の強度に問題もあった」とし、「流域整備や治水対策は現状では十分ではない」との認識を示した。 なべくら高原・森の家支配人の木村宏さんは四季折々の、豊かな表情を見せる千曲川を、誇りをもってPRし、誘客にもつなげたい―と訴えた。 (写真=小学生たちの「水害」研究が発表されたミニ防災塾) |
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◆元気なふるさと応援団 - 野沢温泉冬季国体<野沢温泉村> | |
県の平成19年度「地域発 元気づくり支援金」第2次要望に申請していた、野沢温泉村の「元気なふるさと応援団」事業の採択が内定した。支援金内定額は約146万円。 今冬開催される冬季国体スキー競技会を地域活性化の契機にするため、村民による「元気なふるさと応援団」を組織、全国から訪れる選手・役員・観戦者らを村挙げてもてなし、「スキーの村」の誇りと自信を呼び起こすのが事業の主旨。 村内20地区の観戦計画を策定し、日程にしたがって各会場で観戦・応援するほか、村民ボランティアを組織し、各会場にサービスコーナーを設営、きのこ鍋を振舞う。さらに、第1回冬季国体スキー競技会を開き、これを含めてこれまでに3回の冬季国体を開催、日本のスキー史を語る日本スキー博物館を擁する「スキー村」をアピールするため、温泉街の中心にある「おぼろ月夜の館」をウェルカム・イルミネーションで飾るとともに、国体特別展を開催する。 支援金は村民の観戦に際しての応援グッズ、延べ6000人を想定するきのこ鍋の容器、イルミネーションや特別展開催の経費などに充てる。 08年冬季国体スキー競技会村実施本部では、関連団体、各種団体に協力を呼びかけるとともに、村や周辺市町村出身の選手紹介、競技の概要、日程などを入れた観戦ガイドブックを制作、これに合わせて、村民に「応援団員」を募ることにしている。開・閉会式や競技観戦・応援などについては、周辺市町村にも参加を呼びかけたいという。 |
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◆北信濃路に早くも冬の使者 - 飯山線で落石・除雪車は大慌ての初出動<岳北> | |
![]() 同観測所で観測された本格的な降雪は、昨年12月18日。過去10年間の平均は12月中旬で、ことしは約一カ月早い本格的な雪となった。 この雪で、JR飯山線が栄村の平滝〜横倉間の落石で一時運休となったが、道路は通行止めなど事態はなく、事故も特に多くはなかったという。 例年より早い本格的な降雪で、道路除雪は大慌て。飯山市では、13日に決まったばかりの除雪委託業者らが、市街地を含めて22台の除雪車を出動させ、昨年より約半月早い除雪作業を行ったが、市直営の除雪は1部オペレーターの確保ができないハプニングもあった。 |
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◆綿帽子 - 北信濃風物詩<連載> | |
![]() 冬囲いも終わりきらず、車のタイヤだってまだ替えていないのに、結構な雪が来た。 あわただしく、何かに追いまくられている感じのこの季節の暮らしだが、雪に降られてしまえば落ち着いてしまうから不思議だ。 柿の木も白くなった。 柿の実に雪が被って、色のコントラストが鮮やか。 冬が始まった。 |
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◆初めての伴走体験も - 岡山小学校で県視覚障害者マラソン協会交流<飯山市> | |
![]() 同校の石沢一芳校長がマラソン愛好者で、長野マラソンの出場経験を共通項に、ある会合で協会役員と知り合ったのが交流のきっかけとなった。 同日、本格的な降雪の中、同校を訪れたのは、マラソン協会のランナー・伴走者6人。対面式で石沢校長は「体に障害を負われる方々とどう関わりをもったらいいのか、私たちに何ができるのか、勉強したいと考え、おいでいただいた」とあいさつした。 同日は2学年ずつのグループでランナーらと交流。教室で、事前に送った質問に対する回答を中心に話を聞いた。この中でランナーは「一番困るのは外出、特に買い物です」「目が見えるようになりたい」などと話した。また、体育館ではランナーの伴走体験も行われ、児童たちはランナーと結ぶ、長さ30aほどのヒモの一端を握りながら、カーブなどを知らせ、体育館を1周した。「緊張しました。声をかけるタイミングが難しかった」と、児童の1人は話していた。 (写真=緊張の面持ちでマラソンの伴走を体験する児童) |
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