TOP - 過去掲載記事 - 2007年9月15日号

9月15日号掲載記事
 
地域造りで文化女子大と連携 - 伝統産業「内山紙」の再生を<飯山市>
 飯山市は4日開会した9月定例議会に、総額約8500万円の19年度一般会計9月補正予算案などを提案した。この中で、先導的旅産業創出支援事業として、地域総合整備財団支援事業認定による起業費補助金増分700万円を盛り込んだ。

 平成19年度「大学と連携した地域づくり」助成事業を導入する「いいやま匠(たくみ)大学」設立による伝統産業後継者養成事業。飯山市と文化女子大学(造形学部)が連携し、存続も危惧される内山紙の後継者養成のため、伝統工芸士が講師になって後継者を育成する「いいやま匠大学」を設立。対象者を市外からの移住者に求める、新しい発想で後継者を養成し、伝統産業の再生を図る。

 「いいやま匠大学」は当面、「和紙工芸科」の単科で▽和紙工芸基礎▽和紙工芸士▽和紙工芸デザイン―の3コース。「工芸基礎」では市内瑞穂の阿部工房、文化北竜館をキャンパスに、伝統工芸士の指導で紙漉きを体験し、初歩的な技術を習得するとともに、和紙を活用した作品づくりを体験する。
「工芸士」では阿部工房をキャンパスに、紙漉きを学び、後継者としての知識、技術を習得。実務経験・独立コースを設ける。「工芸デザイン」では文化女子大学新宿キャンパスを含めて、内山紙を活用した工芸作品の製作知識、技術を習得する。

 起業・雇用の増加、楮の植栽による荒廃地の解消なども視野に入れた同匠大学。ことし6月には石田市長を理事長、大沼淳文化学園理事長を学長(理事)とし、市・文化学園・内山紙協同組合などで構成する理事会が発足、10月中には開学の予定という。
 
中学校統廃合案で地区説明会 - 飯山市教育委員会<飯山市>
 飯山市教育委員会は今月19日の外様活性化センターをスタートに、市中学校統合推進委員会による「中学校統合計画(案)」の地区説明会を行う。

 中学校統合計画素案では現在3校ある中学校を2校に統合。再編する2校は、▽第一中学校校舎(A校)▽第三中学校校舎(B校)を活用する。ただ、三中校舎については、隣接する飯山照丘高校校舎の活用も視野に入れ、関係者との協議により引き続き検討する。

 統合による新たな通学区域は、現小学校区とし、▽A校・秋津、飯山、木島小学校▽B校・泉台、常盤、戸狩、岡山、東小学校。統合、再編する時期は、平成22年4月とされている。

 再編する2校は、地域の特性を生かした、新たな学校づくりを目指す―とし▽遠距離通学への配慮▽統合時の在校生への配慮などについて、関係者の意見、要望などを考慮しながら慎重に対応する考えだ。

 地区説明会は▽9月19日午後7時〜・外様活性化センター(以後地区名)▽9月21日午後7時30分〜・柳原▽9月25日午後7時〜・瑞穂▽10月3日午後2時〜・富倉▽10月11日午後7時〜・常盤▽10月12日午後6時30分〜・太田▽10月15日午後7時〜・木島▽10月16日午後7時〜・秋津▽10月17日午後7時〜・岡山▽10月22日午後7時〜・飯山市公民館―の日程で行われる。
 
◆蝉時雨に邦楽の調べ - 正受庵で「名月を聴く会」<飯山市>
 飯山市の臨済宗の名刹、正受庵を会場に毎年開かれている初秋の季節イベント、ことしで15回めを数える「名月を聴く会」は9日、先の中越沖地震の傷跡を残す本堂で開かれた。

 「仁科盛維山と八弦(やつを)の会・尺八 琴演奏会」。同庵本堂復元完成記念とし、長野梁山会・飯山担雪会が主催し、八弦の会、長野梁山会、飯山市の東雅洋社中が出演した。

 演奏会では尺八と琴の合奏、尺八の独奏で、秋の趣を奏でる「鹿の遠音」、雅の愁いを表現した「古都」や、わらべ歌、黒田節による幻想曲など6曲が、降りしきるような蝉時雨と、虫の音の伴奏で奏でられた。

 会場では西日が約80人の客席の半分を焦がしても、初秋を思わせる涼風が流れて、邦楽の調べを運んだ。


(写真=「踏み出そう」をテーマにした農村女性の集い)
 
◆残 暑 - 北信濃風物詩<連載>
 長く、この風物詩をやっていると、偶然の妙というか、タイミングの価値というものを知ることが多い。

取材に行く途次、「ああいいなあ」と思いながら、時間に追われて行き過ぎ、帰路に―と思っても、光景は明らかに変わっている。

その家の人に聞いても名前のわからない花に蝶。

背景も花も葉もサイケ調なのに、蝶だけが妙に現実的。

暑い日だった。
  
虫の音伴奏に語り部饗宴会 - 木島平村馬曲の「郷の家」
 ―郷の家の代表ではなく、郷の家のおじじと呼ばれたい。おじじには深い思い出があり、いいじいさんになりたいという願望がある。これからはおじじを楽しんでいきたい―。俳優、常田富士男さんのこんなあいさつで始まった「ふるさとの語り部交流会」。7日夜、木島平村馬曲の「郷の家」で開かれた。

 全国各地で、ふるさとの民話伝承活動と取り組む人たちが、交流を通して親睦を深め、励まし合うのが主旨。ことしは岩手県遠野市・盛岡市、山形県新庄市から、8日の発表交流会には安曇野市穂高から語り部6人が参加した。

 郷の家のおじじは虫の音をバックグラウンドミュージックに八木重吉の短編詩「まりとブリキのこま」を朗読。続いての語り部饗宴会では、木島平村の滝沢華子さんが、カヤの平に源を得て、今なお村の耕地を潤す用水路建設に取り組んだ先人たちの「上堰物語」を語った=写真=。

 同夜は50人ほどがいろりのある部屋で、虫の音を聞きながら、鬼島の里と、みちのくの語り部の民話に聞き入った。
  
■「有機の里」の担い手に - 木島平村で環境に優しい農業者の集い
【考証】飯山市石田市政の1年A
■「安全」守る拠点新しく - 飯山警察署野沢温泉駐在所、移転・新築し開所式
■9月9日9時9分に「護憲の鐘」 - 五荷の高源院など全国一斉行動に参加
■ホテイアオイの白い花・サトイモの花咲く - 飯山市内の農家で・異常気象?
【寄稿】『里山の木が危ない』@
■「開軒」30年でリサイタル - 尺八の島崎関山さん
■被災地支援の見舞金 - 中越沖地震でライオンズクラブ
■天使の歌声「アヴェ・マリア」 - 栄村月夜のコンサート
■高源院でアート展 - 米・シアトル大准教授
■中国人研修生に暮らし研修 - JA北信州みゆき
■子ども取り巻く危険浮き彫り - 小中学生防犯ポスター
■白馬の空に健闘の飛翔 - ジャンプサマーグランプリ
【特集】湯の里に燈籠行列の時代絵巻 - 野沢温泉村湯沢神社例祭
◇田舎主婦ミトのロンドンレポート
◇熊さんの身近な動物記
◇エミリーのわんダフル犬生活
◇JA北信州みゆきだより
◇舟山陣所遺跡の発見と上野原の戦

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