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5月26日号掲載記事
 
2つの独創そばに最高評価 - 「モンドセレクション」で特別金賞・桝田屋食品<飯山市>
 世界的に権威のある食品品評会「モンドセレクション」で、飯山市瑞穂「桝田屋食品梶vの2種類のオリジナル商品が、最大の評価である「特別金賞」(グランドゴールドメダル)を受賞した。
「モンドセレクション」は1961年、ベルギー政府と欧州共同体(EC)が共同して、菓子を中心とした食品の品質向上を目的に創設した食品品評会。「世界食品オリンピック」とも、「食品のノーベル賞」ともいわれるが、近年は酒類や食品以外の化粧品、洗剤などにも品評の対象が広がっている。

 セレクションの審査・運営は民間団体が行っており、エントリーされた商品に対して「衛生」「味覚」「包装」「原材料」などの項目で点数化。総合点に応じて特別金(100点満点の95点以上)、金(同85点以上)、銀(同75点以上)、銅(同65点以上)賞が贈られる。そして、3年連続して金賞以上を受賞すると、別途、国際優秀品質賞が授与される。

 今回、桝田屋食品が応募した「信州そば通人」「自慢六割生そば」はそろって最高評価の「特別金」を受賞した。「通人」はそば粉69%で高級感を創造、名前の通りそば通向きのしゃりしゃり感が好まれる。また、そば粉6割の「自慢」は、食感の良さなどが好評を得ているという。

 同社は昭和8年創立の県内でも有数の老舗製麺企業。これまでもアメリカやアラブ諸国、香港などに輸出してきたが、食生活や食習慣、食事マナーなどの違いから在外日本人や日系人に需要が限られることから、今回、そばに世界的な「認知」を得、「スローフード」志向とも相まって需要を拡大したい―と、セレクションに応募した。

 同社社長のの吉越昇さんは「思いがけない最高の評価に驚いている。これを機に日本のそばが世界に知られ、普及してくれればうれしい。賞に恥じない商品の開発、製造に励みたい」と話している。吉越さんは27日からスペイン・バルセロナで開かれる授章式に出席する。


(写真=特別金賞受賞作を手に吉越さん)
 
◆東小児童ら120人が田植え - 福島新田の棚田<飯山市>
 映画「阿弥陀堂だより」の里、飯山市瑞穂福島新田の棚田で20日、地元東小学校児童らが参加して、田植え体験会が行われた=写真=。

 千曲川に向かって傾斜し、晴れた日には妙高・斑尾山などが正面に望める眺望絶佳の棚田。先人たちが血と汗で積み上げた石積みが今に残る棚田は、過疎の進行、これに伴う農業労働力の高齢化、強制減反などで荒廃を進めたが、平成10年に、地元有志が復元と取り組み、地元の子どもたちを中心とする農業体験の場、あるいは「阿弥陀堂だより」のロケ地となるなど、日本の農村の原風景として、観光客を集める。

 福島区・福島棚田保存会(丸山福治会長)主催による、ことしで9年めの田植え体験会には、東小児童約80人のほか、保護者や地元住民ら約120人が参加。13枚の田、約45eにコシヒカリ・アキタコマチの稲苗を手植えした。

 田中妙子東小校長の話では、同小で使う給食米は年間約1000`で、半分は棚田の「米づくり体験水田」産のもの。残りも地元農家から購入する「オール棚田米」という。

 同日は時折霧雨の舞う肌寒い天候だったが、子どもたちは泥土の感触に歓声を上げながら横一線に並び、まだ水の冷たい田に稲苗を植えていった。
 
◆2人に花咲き鳥歌う - 森林セラピー基地グランドオープン<飯山市>
 森林セラピー基地「心のふるさと」信州いいやま〜母の森 神の森〜は18日、グランドオープン、利用者第1号として、東京から訪れた若い夫婦が森の家周辺の樹林をヒーリング散策した。

 整備された森林環境での人による生理実験などを通し、リラックス効果が医学的に実証され、関連施設面においても優れていると認められた地域「森林セラピー基地」。飯山市では平成18年4月、斑尾高原・小菅・なべくら高原が「母の森」「神の森」として認定を受けた。

 同市では3地区の自然、関連施設に合わせて▽日帰り▽2泊3日―のモデルプランを策定、インターネットなどを通じて誘客と取り組む。 
 そのグランドオープンの18日、利用第1号として、東京から若い夫婦が2泊3日のプランで森の家を訪れた。2人はインストラクターから説明を受けた後、森の家周辺の「ブナの里山こみち」へ。1周1・2`のこみちは、針葉樹・広葉樹の混合林で、チゴユリ・キツネノボタン・ユキツバキが咲き、ウグイス・キビタキが鳴き興じる樹林内遊歩道。2人はインストラクターの説明に、時折立ち止まり、里山の春を満喫していた。

 森の家では「ブナの森と奥信濃の暮らしを味わう旅」として▽ゆったり里山散策とワラビ・アスパラ三昧(6月6〜8日)▽広大なブナ天然林と蛍の光ゆるり旅(7月11〜13日)▽ふるさとの風景・森あるき(8月19〜21日)などメニューを企画している。


(写真=ブナの里山こみちでは様々な発見も)
 
◆花隠れ - 北信濃風物詩<連載>
 あまりにも多彩にあるのだが、被写体の選択に苦慮して訪れた古刹。

境内を一巡して通りがかった花に、蝶の姿を見つけた。

 ただ一心に蜜を吸っているその姿は「求道」に生きた希代の老僧をしのばせる。

それにしては「衣」はきらびやかだが、一心な姿は生きることのひたむきさを教えてくれる。

 住職にお茶をいただいた。甘露に心洗われた。
  
◆「いたずら」は叱って - 飯山学園の小規模グループケア<飯山市>
 飯山市飯山の児童養護施設「飯山学園」が、同じ神明町の民家を購入、改修した「小規模グループケア棟・藤の家」の完成式が19日、児童らも参加して行われた。

 手厚いケアを必要とする児童に対して、家庭的な温もりのある暮らしを提供し、地域との関わりを深めることで児童の社会的自立をバックアップする「小規模グループケア施設」。同園(西川哲雄理事長)では、国の制度が創設された平成16年以来検討を進め、日本財団・SBI子供財団の助成を受けて、専用棟の開設と取り組んできた。 

 「藤の家」は近くの民家の土地を借り、家屋を購入して改修。木造2階建て、延べ178・25平方b。2階に個室4部屋、1階に2人部屋、ダイニングキッチンなどがある。総事業費は約1980万円で、うち日本財団から570万円、SBI子供財団から200万円の助成を受けた。

 同日、施設に隣接する駐車場で行われた完成式で土屋市教育長が「家庭的な環境を大切にし、温かな、心を通じ合える暮らしの場となってほしい」とあいさつ。地元神明町の水野徳吉区長は「関係者の尽力に感謝と敬意を表したい。少子化が進む中で、地域と連携する教育の拠点としての役割を期待している」と、エールを贈った。

 フジの老木がシンボルの「藤の家」は小学生4人、高校生2人が職員とともに生活する。入居児童を代表して6年生が「建物を大切に使い、皆仲良く生活したいです。地域の皆さんにお世話になりますが、いたずらしてしまうかも知れません。その時は叱って下さい。地域の仲間として、フジの木のように大きくなりたいと思います」と、決意を述べた。


(写真=子どもたちやご近所さんも参加した完成式)
  
■資源保護や利活用は - 全国山菜文化産業祭
■借金減・将来債務なお多く - 飯山市の財政状況
■産業振興など49件内定 - 県の地域発・元気づくり支援金
■工区の貫通間近 - 駅周辺まちづくり市民協議会
■優良交通安全協会表彰 - 飯水岳北交通安全協会
■「子孫繁栄」の花今年も - 飯山市・笹川観音のアカフジ
■かけがえのない故郷だから - 6月13日に現代座「約束の水」公演
■心癒すジャズ&唱歌 - 高野辰之記念祭コンサート
■高校生に郷土料理を伝授 - 下高井農林で社会人講師が授業
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