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3月17日号掲載記事
 
災害時に避難所の安全確保 - 建築士会飯水支部と飯山市が協定交わす<飯山市>
 地震や風水害などの災害の際、あるいは、災害が想定される際に、避難施設や災害対策本部などの安全性を確認する「応急危険度判定」に関し、飯山市と県建築士会飯水支部は12日、協定を交わした。

 災害時などに迅速、かつ円滑に避難施設(飯山市48カ所)などの危険度判定を実施することで、市民の安全を確保するのが主旨。災害時、必要に応じて市が建築士会に対して協力を要請し、あるいは、震度5弱以上の地震が発生した際、市からの連絡が不可能な場合は建築士会が独自の判断で判定を行う。

 「応急危険度判定」制度は、中越地震を機に、県が判定士を養成、県内全域への普及を進めているもので、行政との協定は飯山市で3例め。飯水支部では早い段階から対応を進め、これまでに会員38人が判定士の認定を受けている。

 同日は石田市長、江口信行建築士会支部長が協定書にサイン。石田市長は「避難所の安全性は重要であり、今回の協定は市民に安心感を与えるもの。古い建物が多い土地柄なので、建築士会の皆さんのご協力は心強い」とあいさつ。建築士会の江口支部長は「中越地震の被災現場を訪れて、避難所の大切さを知った。豪雪下で大地震が起きたら大変なことになる。県内には大地溝帯が走っており、影響を受けるのは必至で、安全な避難所の確保は最優先されるべき」と述べた。


(写真=危険度判定で協定を交わした江口支部長(右)と市長)
 
◆城下町の伝統・飯山ひな祭り - 侍が内職で作った押し絵びなも<飯山市>
 飯山市の「ふるさと館」で、ひな飾りやひな人形などを展示する「飯山のひな祭り」企画展が開催されている。
 かつて、大火が相次ぎ、古い時代のひな人形は数少ないと思われたが、同館のひな人形提供の呼びかけに商家を中心に「時代びな」が多く寄せられた。

 展示されているのは、江戸時代後期、伊豆稲取地方で飾られた「吊るしびな」、芥子(けし)びな、御殿びな、享保びな、押し絵びな―など。このうち「吊るしびな」は、日本手芸普及協会パッチワーク講師の堀川とし枝さんが指導し、「パッチワーク・みゆき野」のメンバーが、猿っこ・俵ねずみ・這い子人形・草履・巾着など吊るし飾りを製作した。

 また、段飾りでは飯山城主、本多候の姫君のもの、享保の改革の奢侈禁止令下に作られた簡素なものなどが展示される。江戸時代後期、松本城の侍が内職で作ったといわれる、珍しい「押し絵びな」もあって、話題を呼ぶ。

 同館のロビー・廊下では、話題を集めたできごと、人を模した「変わりびな」で知られる「真多呂学院」の真多呂人形が展示され、昨年話題を集めた「ハンカチ王子」斉藤佑樹投手(現早稲田大学)と、卓球の福原愛さんの「スーパー高三びな」、WBCで優勝した日本チーム監督の王貞治さんとイナバウアー・荒川静香さんの「世界一びな」、「新総裁びな」などが展示され、訪れた人たちの足を止めている。
 
◆郷土料理には先人たちの知恵が - 食の文化祭・講演や伝統料理試食も<飯山市>
 「厳しい自然と豊かな植生、先人の知恵によって育まれてきた、飯山ならではの食文化を見直し、郷土の味を未来へ伝えよう」と11日、飯山市・常盤活性化センターで「食の文化祭」が開催された。

 ことしで3回めを数える同文化祭は「〜未来へつなごう ばあちゃんの味 かあちゃんの味」をテーマに▽郷土食レシピ集発刊報告▽講演会▽郷土食の試食と体験―が行われた。

 開会式で主催者の「飯山食文化の会」会長の坂原シモさんは「平成16年の会発足以来、地域の食文化の掘り起こしから風土記を発刊し、続いて食ごよみの編集と取り組んできた。挿絵をお願いした小林起一先生が、全戸配布される前に亡くなられたことが残念でならない。会はその後、郷土料理を正しく伝えたい―という思いから食文化の会となり、小中学生たちに郷土料理を伝承する活動を展開してきた。郷土料理には先人たちの暮らしの知恵が溢れている。子や孫たちに正しい食文化を伝える責任を再認識したい」と、あいさつした。

 この後、フードジャーナリストで「ごはん文化研究所」を主宰する向笠千恵子さんが「味に人あり 土地に味あり」と題して講演。その著書の中で、飯山の食材も紹介している向笠さんは、米を中心とする日本の伝統食、郷土食のもつ価値を指摘した。

 同日は、食文化の会会員が作ったいもなますや芋の煮ころがし、かぼちゃのいとこ煮、田植え煮物、ぶり大根、野沢菜の佃煮、ふき味噌、切干大根の煮物など、伝統の郷土料理や、創作料理60余種の試食会が行われ、200人近い参加者でにぎわった。


(写真=レシピ集を手に坂原会長)
 
◆雪 椿 - 北信濃風物詩<連載>
 戻り雪にしては、まとまった雪がきた。

「今っさら」と、ふてくされて雪かきもしなかったが、これを恵みの雪―と、喜んだ人たちもいた。

やっぱ、このごろの気象っておかしい。

地球温暖化か何か知らないが、異常気象続きに不気味なものを感じる。

 戻り雪がきた日、雪の中でけなげに咲くユキツバキを見た。

足元には落花が散乱し、降りしきる季節外れの雪に妖しげなまでに美しかった。
  
◆ベアドッグも参加して - 野生鳥獣被害防除講習会<中野市>
 昨年のツキノワグマの異常出没、それに伴う人身事故をうけ、各地域における野生鳥獣の保護管理や農林業防除対策の円滑な実施を支援するため、今月8日、北信合同庁舎で野生鳥獣保護管理被害防除担当者会議・講習会が開かれた。

 出席したのは各市町村の林務・農政担当者やJAの担当者で、平成19年度の野生鳥獣総合管理対策事業として、▽予防体制整備…専門家による「クマ対策員」を県下4地区に配置(NPO等への委託)、新規ハンターを育成するための狩猟環境整備など▽被害対策の拡充・強化…特定鳥獣保護管理計画に基づく捕獲の支援、戦略的・計画的な防除対策の推進(電気柵等による農地防除対策)、鳥獣被害防止緩衝帯整備の支援―などが説明された。

 事例発表では中野市間山での電気柵を使った防除事例に続き、飯山市瑞穂活性化センター所長の大口なおみさんが、瑞穂地区における昨年の熊の出没状況及び、熊対策の地域の取り組みを発表した。

 その後、「NPO法人ピッキオ」の樋口洋さんが、軽井沢町での熊の保護管理活動を報告した。ピッキオでは、日本では初の試みとなるベアドッグ(熊対策犬)の育成をしており、ベアドッグを使った熊の追い払いや、熊などの野生動物が、里に降りてくる誘引材料の一つにもなっているゴミ集積所のゴミ箱の問題、捕獲した熊にお仕置きをして、人が恐ろしい存在であることを教え、山に放した後も、電波発信機を使った行動調査等を行う「学習放獣」などの活動が紹介された。 


(写真=樋口さんとベアドッグのルナ)
  
■移住促進へ体験居住 - 木島平村新年度予算案
■デマンドバス運行へ - 栄村新年予算案
■地域経済再生が課題 - 宮本衝司後援会事務所開き
■通禁解除のメドなく - 飯山市の県道斑尾・大川線
■笑って歌ってのど自慢 - 飯山湯滝温泉
■後輩が花プレゼント - 下高井農林高校卒業式
■北欧に学び優れた人材教育を - 遠藤信大教授講演会
■自宅でボケの盆栽展 - 木島平中村の渡辺さん
■第63回冬季国体、野沢温泉村で
■ことし初の死亡事故 - 乗用車とトラック衝突
■+マークでパトロール - 飯山日赤訪問看護車など10台で
◇熊さんの身近な動物記
◇田舎主婦ミトのロンドンレポート
◇エミリーのわんダフル犬生活
◇JA北信州みゆきだより

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