TOP - 過去掲載記事 - 2007年1月13日号

1月13日号掲載記事
 
ごみ減量化・公正入札など合意し和解 - 新ごみ処理施設問題<飯山市>
 岳北広域行政組合が建設を計画する新ごみ処理施設の施設計画が過大であり、12億円余の無駄遣い―と、建設計画の見直し、建設差し止めの訴訟を起こしていた「岳北新ごみ処理施設住民訴訟原告団」(佐々木忠文代表)は先月28日、岳北広域行政組合と和解したことを明らかにした。

 同日、裁判長立会いの下で合意された和解条項は@原告は契約差し止め住民訴訟事件を取り下げ、被告はこれに同意するA裁判にかかる費用は、原告・被告ともに自弁とするB岳北広域行政組合構成3市村はそれぞれ、廃棄物の処理及び清掃に関する法律の主旨に鑑み、飯山市は「飯山市廃棄物の処理及び清掃に関する条例」に規定している廃棄物減量等推進審議会を開催し、木島平村並びに野沢温泉村は、既設の委員会、もしくは審議会等を開催して、一般廃棄物の減量(ごみの3R)に努め、循環型社会の形成を促進するC岳北地域循環型社会形成推進地域計画に基づき、新ごみ処理施設を建設するに当たり、業者選定については公募式指名競争入札を取り入れて、入札参加者名の漏洩防止に努めるなど、より公正な入札を実施する―などというもの。

 同原告団は、報道各社などに宛てた文書で、県知事・岳北広域行政組合長(飯山市長)の交代で、組合が昨年11月に再提出した「岳北地域循環型社会形成推進計画」が、即刻環境省に提出されたうえ、交付金が仮交付されるなど、このまま推移すれば、行政側が何らの支障もなく事業を進めていける状況となったことを考慮、訴訟目的である施設規模の見直しこそできないまでも、組合が事業推進の過程で@確実なごみ減量A談合排除など公正な入札の実施―によって、実質的に事業経費の削減ができれば、住民負担の軽減も図られる―という観点で、和解の道を選んだことを明らかにした。

 原告団はまた、文書の中で、市村の議会が行政のチェック機能を果たしていないこと、地域計画を国に上げるに当たって県を経由する行為に疑念があること―など指摘している。
 
スキー客らが除夜の鐘 - 高源院の二年参り<飯山市>
 昨年の大晦日からことしの元旦未明にかけて、寺町・飯山では多くの市民や帰省客、観光客らが最寄りの寺社を訪れ、除夜の鐘に新しい年の幸を祈った。

 飯山の除夜の鐘は風情ある雪景色とのコントラストからメディアにも注目され、忠恩寺・称念寺の鐘楼が「雪の双鐘」として全国に紹介されたことがある。

 今冬の二年参りは、川筋に霧が湧き、厳しく冷え込む中、各寺社で行われ、「あじさい寺」で知られる飯山市太田五荷の「高源院」では、地元住民や、折から宿泊中のスキー客、アマチュアカメラマンらが訪れ、除夜の鐘を撞いた。

 同寺はこの夜、山門がライトアップされ、二年参り客は山門に遷座された仏様に手を合わせ、鐘楼に続く雪路に行列をつくった。スキー客の若者グループも多く、新年を迎えるカウントダウンでは、大きな盛り上がりを見せた。
 
独創ネクタイ発売へ - 雪まつり・菜の花祭りモチーフに<飯山市>
 多彩で豊かな自然に恵まれた飯山市を象徴する2大イベント「いいやま雪まつり」と「いいやま菜の花まつり」をPRする、「みゆき野オリジナルネクタイ」が近く、同市内の洋服屋さんから売り出される。

 青空を表すスカイブルー地に菜の花と、花畑を舞うモンシロチョウを描いた「菜の花まつり」、雪の結晶と、スロープを雪だるまが滑り降りるデザインの「雪まつり」。

 観光地飯山をPRし、お土産にも―と、問屋さんのアイデアを入れ、初めてのオリジナルネクタイを制作したのは飯山田町の関洋服店(関一雄さん経営)で、みゆき野青年会議所が提唱する「みゆき野」を冠した。今月19日には商品が納品され、1本3780円(税込み)で販売される予定という。

 試作品を手に、関さんは「菜の花まつりも、雪まつりも飯山のシンボル的なイベント。ファッションを通してPRするのもおもしろいかな―と、考えた」と語り、自ら主宰する珠算塾の教え子が「先生のネクタイ派手だ」と言った話に、しきりに照れていた。


(写真=飯山の2大祭りをPRするネクタイ)
 
◆祈 り - 北信濃風物詩<連載>
 若いころ、いつも新年を迎えて「ことしこそは」と思うことがあった。

「ことしこそ」と決めても、決まって何もしないで過ぎてきたことはいうまでもない。

もっとも、昔から神頼みするほど深刻な悩みに襲われることも少なかった。

 冬半ばの神社。

雪の踏み跡もない境内の絵馬。

高校・大学合格祈願から家内安全などまで様々な祈りがあった。
  
◆かけがえない資源を - 飯山市・商議所新年祝賀会<飯山市>
 飯山市・飯山商工会議所主催による平成19年度新年祝賀会は4日、びっくわんホールで開催された。

 ことしの祝賀会に際して飯山市は「将来に夢の描ける飯山市を目指して」とする新年度事業の概要について説明するチラシを式次第プログラムに折り込んだ。

 北陸新幹線飯山駅周辺整備、森林セラピー、移住・定住施策について施策概要をアピールするもので、この中で森林セラピーに関して、昨年全国で初めて認定された森林セラピー基地はことし7月にグランドオープンすることが明らかにされた。

 祝賀会で石田市長は、厳しい財政見通しの中で、自主財源の拡大に向けて、移住・定住対策や農業・観光を核とする地域産業の活性化などについて所信を述べた。 
 ことしの祝賀会には小坂憲次、篠原孝衆院議員、宮本衡司県議らのほか、国県現地機関・各種団体代表、行政・経済団体関係者ら約170人が参加。懇親の中で小坂さんは、飯山市が新年度本格的に取り組もうとする定住対策について、自然・景観や農産物、住民性など、この地方のもつかけがえのない資源を全国に向けて改めてアピールするとともに、これを活用した産業起こしを―と訴え、国政レベルでの支援を約束した。


(写真=市の新年度事業がアピールされた祝賀会)
  
■観光は魂活性化産業 - 観光戦略「野沢温泉物語」提言
■新人3人が出馬表明 - 木島平村長選・「協働」キイワードに
■山本勘助は実在の人物 - 再評価される市河文書
■明暗分けた雪の多寡 - 年末年始のスキー場利用者
■「お祝い花火」募集 - 信濃平のかまくら祭り
■伊豆加の里のお蔵米 - 藩主愛用米を復元
■農業と観光の連携を - JA北信州みゆき新年祝賀会

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