TOP - 過去掲載記事 - 2006年12月23日号

12月23日号掲載記事
 
再生に向けて新たなスタート - 戸狩観光株式会社取締役社長に吉越さん<飯山市>
 私的整理する飯山市の「戸狩観光開発梶vから負債を引き継いで、来年1月1日に経営移管される「戸狩観光梶vの、代表取締役社長に選ばれた吉越誠雄さんは15日の臨時(設立)株主総会の後、記者会見し、新会社の経営に臨む考え方などを明らかにした。

 戸狩観光開発は県信連とJA北信州みゆきの支援を受けて、経営再建と取り組んできたが、両者が債権約19億円のうち、13億円を放棄したことを受け、私的整理を行うことを決めた。残る負債は新会社が引き継ぐが、戸狩観光開発が株主から負担金として2億1000万円を集め、新会社の資本金に5000万円を充当、残りは債務の一部返済に充てる。ことし10月に登記した新会社が引き継ぐ債務は、4億2500万円となる。

 観光開発は1960年に設立されたが、高速交通網の整備などに伴うスキー場の急増、競争の激化から、全国的なスキーブームの終息―などの影響を受け、スキー場利用者は92年度の56万3300人をピークに減少、98年度には赤字に転落し、03年度にはピーク時の約27%に当たる15万人にまで落ち込んだ。

 その後、強い危機感の中でスキー場再生プロジェクトと取り組み、「スキー場レストラン改装・メニュー刷新」「よしもと」などが話題を呼んで、スキー・ボード客の呼び戻しに成果を挙げ、昨シーズンは18万4200人の誘客実績を上げた。

 同日の臨時総会で取締役社長に選ばれた吉越さんは「厳しい状況の中だが、前役員さんらのご指導をいただき、民宿関係者にご心配をかけないよう努めたい。再生に向かって新たなスタートをきるが、関係する皆さんに新たな負担、迷惑はかけたくない」と、決意を語った。
 
幼稚園児が年賀状投函 - お正月の歌も<飯山市>
 今月15日から、全国の郵便局で年賀状の引き受けが始まっている。それに合わせて同日、飯山郵便局で年賀状の差出式が中央幼稚園の園児を迎えて行われた。

 差出式では、野正義飯山郵便局長があいさつし、「大きくなったらいっぱい年賀状を出して下さい」と園児を前に話し、くす玉割りに続き、年賀状専用のポストに園児1人1人が、家族らに宛てた年賀状を投函した。その後、園児による「お正月」などの合唱が行われ、局内に元気な歌声が響いた。


(写真=芋版をつかった手作り年賀状を投函する園児)
 
「高台から雪景色を」の夢が… - 温井の大応寺再生祝賀会<飯山市>
 「いいやまブナの森倶楽部」(井出孫六会長)が、今秋以来ボランティアを募って、飯山市岡山温井の無住寺・大応寺を、コミュニティー、環境教育などの場として再生する取り組みを進めていたプロジェクトの完成記念祝賀会が16日、同寺で開かれた。

 同所の大応寺は曹洞宗の寺で、江戸時代初期に創建されたと伝えられる、五荷・高源院末の古刹。老杉の並木が残る大門や、ブナ林を背にした本堂などが現存し、また、かつて麻布作りに苧績する女性たちが写経に励んだ史実を伝える「一字一石」の塔が残るが、無住寺となって久しく、荒廃が進んでいた。

 ブナの森倶楽部では、地元住民、管理者である高源院住職の意向、同意を踏まえことし5月、区総会で再生事業の合意を得た。信越トレイルを歩く登山者・ハイカーや、トレイルの整備・維持、里山再生に関わるボランティア、地元住民が集い、交流するコミュニティーの場として、森や山村文化、暮らしにふれる環境教育、都市と農村の交流の場として再生、活用する―というのが主旨だった。

 再生プロジェクトはことし9月から始まり、仏具や本堂備品類の運び出し、整理から壁の塗り替え、畳替え、建具などの修理にボランティア、住民が汗を流した。

 祝賀会で同倶楽部の木村事務局長は「林野庁からの補助や、職員の方々のボランティアもいただいて、やっとここまでこれた。再活用はこれからで、有効活用に意見をいただきたい」とあいさつ。高源院の江沢一遠住職は「大応寺が復活し、お参りできるとは思わなかった。みんなが集まるところが寺であり、地域の中できちんと位置づけがされ、多くの方々に集まってもらえればいい」と語った。

 来賓として招かれた地元温井区の斉藤靖夫区長は「この高台からの雪景色を夢見てプロジェクトに期待してきた。活動がこれからもずっと続けられることを願っている」と述べた。


(写真=輝きを取り戻した本尊に寺再生の報告が)
 
◆造形主 - 北信濃風物詩<連載>
 北信濃路に本格的な冬が来た。

里野は初めて白く覆われ、強い寒気で、これも初めての「樹花」が咲いた。

スキー場にとってはまだ十分ではない雪の量なのだろう。

大駐車場に大型バスの姿がまだ見えないことが寂しい。

 雪は「造形主」といわれる。

余裕があれば、確かにそう思う。

何もかも覆い、隠してしまう。

時には命さえも…。

里野に雪がきて、冬が始まった。
  
◆「野沢温泉」よく知って - 中学生がPRカレンダー<野沢温泉村>
 来年2月6日から野沢温泉村で開催される第44回全国中学校スキー大会に先立ち、野沢温泉中学校の、自律学級「ふれあい」「はばたき」の両学級(Palm Voice)の生徒が村内の外湯をモチーフに、2007年版のカレンダーを作成した。

 全国中学校スキー大会には、全国44都道府県から選手、役員など合わせて約2000人が参加する予定で、野沢温泉中学校では、地元校として開催地・野沢温泉をもっと知ってもらおう―と、企画したもの。

 絵は紙版画で作成し、文字や数字は見やすいように消しゴムを使った判を用いた。細かい仕事が多く、印刷なども神経を使ったそうだが、でき上がった20部の中から1番出来の良かったものを印刷し、オリジナルカレンダーが完成した。

 このカレンダーは、1部1000円で販売され、収益金はふれあい・はばたき学級で創った会社「Palm Voice」の活動費のほか、全中の受け入れ準備に使われるという。

 購入希望者は、第44回全国中学校スキー大会野沢温泉村受入実施委員会(村公民館内)電話0269・85・2618担当/富井裕昭さんまで


(写真=自慢の外湯が紹介されるカレンダー)
  
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