TOP - 過去掲載記事 - 2006年6月10日号

6月10日号掲載記事
 
◆「北信州の玄関口」に認識差も - 広域視野に立体駐車場<北陸新幹線>
 飯山市はこのほど、「魅力ある北信州の玄関口をめざして」とする北陸新幹線飯山駅の広域駐車場計画について、構想案を明らかにした。

 広域駐車場は全体計画で、開発敷地面積が1万500平方b。500台の収容が可能な規模となっている。このうち、新幹線が開業する予定の平成26年度を完成期限とする第1次事業計画では、約5000平方bの敷地に、2層3段式の立体駐車場を建設する。

 概算整備費が3億5000万円と試算される駐車場整備事業のうち、立体駐車場は、積雪地型の鉄骨造りで延べ建築面積は約2600平方b。1階に125台、2階には104台、屋上に104台の、合わせて333台が収容できる。駅周辺整備のイメージ図では、新幹線飯山駅の北西、長峰トンネルの駅側口付近で、現JR駅西側に建設を予定、平成22年ごろには建設に着手する意向も示された。

 5日開いた議員全員協議会で、木内市長は広域駐車場計画について、北信広域圏市町村に費用負担を打診したが、消極的な反応しかなかったことを明らかにした。

 このため、駐車場は実施・運営主体は飯山市とし、北信広域連合のふるさと広域圏基金を無利子に近い形で活用できるよう協議を進めているという。同市が「北信州の玄関口」と位置付ける北陸新幹線飯山駅だが、北信広域圏市町村との間に認識の差があることが露呈した形で、全協では、関係市町村の協力が得られるよう、働きかけるべき―とする意見が出た。

(図=駐車場を含めた駅周辺整備イメージ図)
 
◆須田峰に「一体型で」 - 飯山市総合福祉センター<飯山市>
 飯山市の木内市長は、5日開いた議員全員協議会、記者会見で、新幹線飯山駅周辺整備に伴って移転する総合福祉センターについて、須多峰の県営住宅など跡地に建設する考えを明らかにした。

 同市長は全協・記者会見で「総合福祉センターの移転について、一体型で検討を重ね、現飯山駅西側と、須多峰の2カ所に絞り込んだ。関係団体や議会などと協議を重ねた結果、駅西側は新幹線開業後も視野に、有効に活用することが望ましい―ということから、須多峰に決定した」と説明した。

 市では今月12日に招集される6月議会に、須多峰の市道1―404・503号線道路改良事業(測量設計・用地測量など)費として、460万円の補正予算案を提案する。

 須多峰の県営住宅跡地(市有地)は約1万1166平方b。市有地で用地費がかからず、総合福祉センター・デイサービス・ショートの一体的な施設建設が可能という。概算事業費は約9億8000万円と試算される。

 記者会見で木内市長は、同総合福祉センターの建設について、今秋にも起工し、平成20年3月末までの完成を目指す考えを明らかにした。

(写真=総合福祉センターの建設予定地)
 
「秘境」の観光シーズン開幕 - 秋山郷で山開き<栄村>
 今冬の豪雪で一時孤立状態となった栄村秋山郷で1日、待望の観光シーズンの訪れを告げる「秋山郷 苗場山・鳥甲山・佐武流山 山開き」神事が行われた。

 登山者の安全と、豊作を祈願する伝統神事で、秋山郷観光協会・苗場山観光鰍ェ主催した。国県の現地機関、村内各種団体、観光・運輸関係者ら約70人が出席した山開きで山田克也観光協会長は「今冬の豪雪は4bを超え、登山道の傷みもひどい。秋山郷には連休あたりからお客さんが見え始めており、本格的な観光シーズンに期待したい」とあいさつ。

 また、高橋村長は今冬の豪雪災害を振り返る中で、風評被害を中心とする打撃の大きさを指摘するとともに全国から寄せられた支援に感謝。「どんなに雪が降っても、いい所で、元気だな―という気持ちが大事。秋山は栄村の大骨であり、期待も大きい」と述べた。

 麓の津南町見玉の「見玉不動尊正宝院」住職による神事では、鍋の湯を笹の葉で参列者にかけ、清めと無事を祈る伝統の修法も行われた。会場にはイワナを焼く香ばしい匂いが漂い、祝宴ではホウの葉で包んだ赤飯、タケノコ汁が振舞われた。
 
◆太公望 - 北信濃風物詩<連載>
 「春の海 ひねもす のたり のたりかな」(蕪村)。

丘の上の池。

休日ともなれば、池畔に釣り糸をたれる太公望たちが居並ぶ姿が見られる。

 少し前まで、桜花の向こうに高社山が見え、カメラマンや日曜画家の姿が絶えなかった。

今は新緑が湖面を彩る。

静かな湖面は時折釣果を得て波立つが、またすぐに静寂に戻る。

豊かな時間が流れる。
  
◆花植えびとの帯長く - 市民の植栽作業ことしも<飯山市>
 千曲川沿いの国道バイパスなどを色とりどりの花で装い、北信濃路の美しい景観を演出する、飯山市「フラワーロード」の花の植栽作業が4日朝行われた。

 春の菜の花に続いて、夏の花から秋のコスモスまで、半年近くにわたって北信濃路を彩るフラワーロードは、ドライバーや行楽・観光客らの旅情を慰め、美しい景観を創造、全国規模のコンクールなどで大賞を受賞するなど、高い評価を受けている。

 その評価の1つは、植栽や雑草取りなど管理作業に、市民が参加すること。同日の苗の植栽にはことしも多くの市民が町や職場、団体ごとに参加、指定された区間で、ポットから苗を取り出して植える作業に励んだ。

 ことしはマリーゴールド・ケイトウ・サルビア・ルドベキア・リシマキア・マツバボタンの、黄・赤・緑・赤紫花。同日の苗植えは国道117号線の北畑交差点から大倉崎間約8`のうち約3・9`、西回り線の約700bで行われた。

 この朝、西回り線では、飯山一中の生徒約20人が、毎年ホタルが飛翔する一帯にルドベキア・リシマキアの2種の苗を植え込み、間近な夏に思いを馳せた。


(写真=早朝に花の苗を植える市民)
  
■相次ぎMTBXCイベント - 野沢温泉村・木島平村で
■Eマート跡にミニスーパー - 本町商店街協同組合
■元気印の朝市オープン - 飯山駅前広場ふれあい朝市
■被災地の不安根強く - 出水期前に重要水防区域巡視
■山菜採りや草ソリも - 豊田スキー場で斑尾ふるさと祭り
■統合し2人体制で安全守る - 飯山警察署木島平村駐在所
■身近な「新幹線」学ぶ - 飯山1中1年生市職員講師に
■「私の今昔物語」30点 - 岡田千春さん最後の個展に感慨深く
■大人の林間学校 - 野沢温泉ホールアースの森
■青色パトの導入も - 飯水岳北防犯協会総会
■残雪の道は尻ソリで - 木島平観光協会「道の秘境をゆく」
■はやそばと春の味覚 - 木島平で山菜と新芽喰らう会
■ブドウの言葉を聞いて - 森崎幸子さんの絵手紙展
■自然と心で「もてなし」交流 - 木島平中⇔ディーキルシュ中等学校
■「木島」にこだわって - きじま5人展
■観音の愛にひかれて - 飯山市出身酒井和子さんが郷里で初の個展
■「故郷遺産」を訪ねて - 飯山市木島の青少年育成会


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