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TOP - 過去掲載記事 - 2006年5月27日号 | |
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5月27日号掲載記事 | |
◆住民待望の「新幹線」見えた! - 北陸新幹線上倉工区の入り口部分貫通<飯山市> | |
![]() 上倉工区は、飯山トンネルを、飯山から新潟・板倉までの間を6つに分けた、最も飯山駅寄りの工区。トンネル以東は上倉回向地籍で、いわゆる「明かり」区間となる。 同日午前11時過ぎ、木内飯山市長と、鉄道建設・運輸施設整備支援機構鉄道建設本部北陸新幹線建設局の中山範一局長が、約1bほどの最後の壁を破壊する作業の、合図を送るスイッチを押すと重機が稼働し、高さ約1・5b、幅約80aほどの穴が開き、明かりが差し込んだ。報告では、入り口部分の、計画との誤差は_単位だったという。 貫通式には市・機構関係者、業者のほか、軌道敷などの地権者も招かれ、中には名古屋から駆けつけた地権者もいて、郷里の「新幹線時代」に思いを馳せていた。 式典では貫通点の清め、祝いみこし、鏡開きなどが行われ、みこしではねぶたの跳ね人も登場、祝い気分を盛り上げた。 同機構北陸新幹線建設局の豊原正俊次長の話では、飯山トンネルは県内工区で、上倉・富倉間の45bが掘削土を除去すれば年度内には貫通の予定、飯山トンネル全体では既に90%以上が掘削済みで、覆工や安全対策を講じ、平成19年度中には貫通する見通しという。 (写真=重機稼動のボタンを押す木内市長[向かって左]) |
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◆ギフ蝶の麗姿に歓声 - 黒岩山ギフチョウの里ウォーキング<飯山市> | |
![]() 住民が現実の郷里を再認識する過程で、コミュニケーションを豊かにし、地域の将来を考え、子孫に引き継がなければならないものを見つけていく実践的学問である「地元学」の手法を導入し、「見つけたよ! こんな宝物」をタイトルに企画され、地元を中心に約80人が参加した。 開会式で「天然記念物黒岩山保全協議会」の宮沢邦彦会長は「昭和46年に、当時、山地では珍しく天然記念物に指定された黒岩山だが、環境の変化、食草の減少などから一時ヒメギフチョウの絶滅も危惧された。幸い2年前にその生息が確認され、改めてその価値が認識された。今回ウォーキングを通して地域の宝物を再発見できればいい」と述べた。 この地方では小菅の里づくりに参加している「地元学」の竹田純一さん、地元の自然に詳しい研究者を講師としたウォーキングは、桂池〜稜線、中腹〜麓の2コースに分かれ、一帯の動植物や湧水・水利、石像物などについて観察した。桂池班は、まだ1b近くある残雪を踏みしめ、ブナの芽吹きに感動の声を上げながら熊の巣池から稜線に向かった。また、中腹班はカタクリなどに集うギフチョウに歓声を上げ、飛翔をたどった。 (写真=「春の女神」ギフチョウの麗姿が) |
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◆本来の農業の姿学ぶ - 飯山市福島新田の「100選」棚田<飯山市> | |
![]() 先人たちが血と汗で拓いた、集落背後にある棚田が、労働力の高齢化や強制減反などで荒廃を進めていたことを惜しんだ地元の人たちが、数年がかりで復元と取り組み、平成10年から地域内外に参加者を募って田植え、稲刈り体験会を開いているもの。 ことしは、一部水田を学校田として提供されている東小学校児童・教職員・保護者ら約100人のほか、地元や一般参加の合わせて約180人が14枚、約15eの棚田にコシヒカリ・アキタコマチの苗を植えた。 今冬の豪雪の影響で、田用水はまだ冷たく、稲苗の成長も心配されたが、参加者は筋付けの「ゴロ」や、蓑・笠姿の「苗運び」などに関心を寄せながら、また、時折腰を伸ばしては千曲川や、下段の菜の花畑に目をやりながら、一心不乱に苗を植え込んでいた。 給食米の全てを、棚田米でまかなっているという東小の田中妙子校長は、「機械農業が一般化する中で、不便でも本来の姿で行われる農業にふれる機会をいただいている。手間のかかる方法で行われるのが教育であり、それを教えていただいた地元農家の方々に感謝している」と話していた。 (写真=絶景に「苗運び」も登場した棚田の田植え) |
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◆鏡 棚 - 北信濃風物詩<連載> | |
![]() 北信濃路の田植えは1日とはいえぬスピードで北上を続ける。 水をたたえた田は、あるいは生まれたばかりの早苗田は、見る角度によっては鏡のようにきらめいて、一幅の絵を描き出す。 広大な大地の営み、早苗田はやがて青田に変わり、実りの季節に夢を育てる。 |
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◆育てたヤマメ、清川に放つ - 飯山市秋津小児童<飯山市> | |
![]() 同校では、昭和59年から「千曲川に鮭を呼び戻そう」をテーマに学習と取り組み、平成8年まで行ってきたが、諸事情により中止された経過がある。が、その時のきちんとした飼育設備が残されていたことから、鮭に代わる学習を継続できないかということで、平成9年からはイワナの飼育・学習が開始され、平成17年には、より飼育に適したヤマメの学習に切り替えた。 子どもたちは、昨年の11月末に4000個のヤマメの卵を受け入れ、孵化から放流までの半年間、みんなで協力して休みの日も毎日、水の管理や餌付けといった世話を続けてきた。そのかいもあり、約3500尾ものヤマメの稚魚が育ち、待望の放流の日を迎えた。 この日は高水漁業協同組合(横川荘一組合長)から届けられた、1000尾を加えた4500尾あまりの稚魚が、子どもたちの手によって、近くの清川上流に放流された。 (写真=「元気に育ってね」と稚魚を放つ秋津小児童) |
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■費用対効果の感覚を - 準備委員会が初会合 飯山市の明日を考える会(仮称) ■地域交流の拠点にも - 下高井農林高校教育振興会館が起工 ■街づくり考える場に - 南町に「会所」オープン ■自分らしい生活づくり - 通所更生施設 棚田の杜・ほくずいオープン ■人類のために貢献を - 飯山北高公開授業 信大・遠藤教授の講演も ■新鮮です。寄らっしゃい - 栄村農産物直売所「かあちゃん家」がオープン ◆ハートフルライフ◆ |
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