TOP - 過去掲載記事 - 2006年4月1日号

4月1日号掲載記事
 
◆今冬の豪雪支援ありがとう - 栄村と津南町が東京でキャンペーン<栄村>
 今冬の異常豪雪で集落が孤立、屋根の雪下ろしなどで住民に犠牲が出たほか、家屋の倒壊などが相次いだ栄村と新潟県津南町は先月26日、東京・日本橋で、豪雪時に全国から寄せられた支援に感謝し、復興をアピールすることで観光誘客を図るための「豪雪支援ありがとうキャンペーン」を開いた。

 両町村の観光・農業関係者がことし1月に設立した「津南・栄村観光振興協議会」が「津南・栄村GO雪共和国」の愛称で主催したもので、東京・八重洲1丁目東町会、八重洲商店会が全面協力した。

 会場となったのはJR東京駅近くの日本橋プラザ前広場・八重洲商店街。「桜通り」の愛称で知られる桜並木は花が7分ほどに咲き、会場に運び込まれた約12dの雪で造ったかまくらや滑り台、雪灯篭などを彩った。

 キャンペーンは高橋栄村長の豪雪支援に感謝する言葉で始まり、榮太鼓8人の演奏、田中・長野、泉田・新潟県知事のあいさつへ。会場では津南・栄村特産の「雪下ニンジン」や魚沼産コシヒカリのおにぎり、野菜具だくさんのけんちん汁、つきたての餅、地酒などが振舞われ、一時は商店街中ほどまで100b近い行列ができた。

(写真=運び込んだ残雪に子どもたちの歓声がわいた)
 
伝統技法で小型仏壇 - 飯山仏壇事業協同組合<飯山市>
 飯山市の伝統産業会館で今、飯山仏壇事業協同組合(高橋栄司理事長)の講習事業で製作された小型仏壇が展示されている。

 高橋理事長の話では近年、核家族化が進み、あるいは住宅環境・生活様式の変化などから、あまり場所をとらない、若い世代にはインテリアにもなる小型仏壇の需要が増えているという。

 需要の多くは地元出身者やその知人、最近ではお年寄りの福祉施設やインターネットを通じたものが目立っており、同組合では今年度、講習事業で飯山仏壇の伝統技法を取り入れた小型仏壇と取り組んだ。

 飯山仏壇は金箔・金粉、彫刻、蒔絵、漆塗りなどを特徴としており、会場には精緻な伝統技法で製作された伝統的工芸品飯山仏壇10本、組合指定伝統工芸品飯山仏壇1本が展示されている。いずれも高さ52・5a、外幅32a、奥行き30・5aのサイズで、価格は24万1500円から29万6000円まで。

 高橋理事長は「これまで他産地のものが多かったが、やはりいいものを、飯山仏壇を―というご希望が多く、講習会事業で取り組んできた成果を展示した。多くの方々に見ていただいて、よさを知っていただき、販路拡大につながれば」と話していた。
 
今地域農業が危ない - JA北信州みゆき農政大会<飯山市>
 「WTO」(世界貿易機関)農業交渉で関税の大幅削減などが論議され、国内では安全・安心な農作物の供給に迫られ、さらに内にあっては農業労働力の高齢化・後継者難に直面する中で先月27日、JA北信州みゆきで「地域農業を守れ」をスローガンに「農政大会」が開かれた。

 高井新一組合長は主催者挨拶の中でWTO交渉が大詰めを迎え、国内農政事情がひっ迫している状況から、例年なら6月から7月にかけて開いている農政大会を前倒しした―と説明。今回大会の主要議題として上限関税導入断固阻止など、WTOにおける日本提案の実現、地域農業の担い手育成を上げ、意思統一を訴えた。

 同日の大会には篠原孝衆院議員、岳北4市村長ら来賓、組合員約400人が集まり、「食の安全・安心対策」「JA北信州みゆき農業振興」を加えた4つの特別決議を採択した。

 高井組合長によると、WTO交渉の上限関税導入で日本農業は壊滅的打撃を受ける―とされ、また、地域農業は労働力平均年齢が66・6歳と極めて高く、後継者が居る農家は13%にしか過ぎないことが明らかにされ、農業の活性化に向けて後継者対策は焦眉の急であることが認識された。

(写真=地域農業の危機に組合員ら400人が結集)
 
◆樹木医と巨木往診など - 新年度活動計画決める<飯山市>
 先月26日、なべくら高原・森の家で「いいやまブナの森倶楽部」の総会が開かれた。

 同倶楽部会長の井出孫六さんのあいさつの後、平成17年度の活動として▽保護活動・イベント(飯山市・鍋倉山麓巨木協議会共催)▽里山のブナ林調査活動(信州大学井田博士合同調査)▽里山再生活動(なべくら高原・森の家共催)―に、合わせて513人の参加者があり、「巨木の往診」「森の癒し・森の楽しみ(人権尊重型自然観察イベント)」などの様子が写真や映像を交えて報告された。

 また、平成18年度の年間事業計画案として▽5月/雪解けゴミ拾い▽6月/樹木医と巨木の往診▽7月/鍋倉観察道整備―などが計画され、承認された。

 井出孫六さんの講話では、大正時代初期、当時日本の治政下にあった朝鮮に渡り、林業技術者として、はげ山の緑化などに尽力し、また陶磁器の研究などで知られる浅川巧のエピソードが紹介された。

 その後、「春からの鍋倉山利用について」をテーマに座談会が行われ、ゴールデンウィーク中に予定されている鍋倉山中腹までのシャトルバスの運行などについて、参加者から「移動中のバス内でガイドテープを流してはどうか」「案内人がいればもっと楽しめるのではないか」などの意見が出された。

(写真=ブナの森倶楽部総会であいさつする井出会長)
◆春模様 - 北信濃風物詩<連載>
 北の村に取材に行った帰途、旧道をきて、路傍の黄色い花群れに目を留めた。

周囲の残雪はまだ分厚い。

冬の間の黒白のコントラストから、少しずつ色彩が芽生え、大地の色も加えて春の息吹が感じられる。

何度かの戻り雪も既に威圧感を失い、四季の輪廻の圧倒的な力がわかる。

しばらくすれば、あのカタクリに出会える。

心ときめく季節である。
  
◆消防永年勤続功労章 - 栄村消防団の島田さんらに<栄村>
 先月23日、北信地方事務所で平成17年度消防庁長官・永年勤続功労章伝達式が行われ、栄村消防団の島田勲さん(48)=月岡・会社員=らに賞状と記念品が贈られた。

 永年勤続功労章は消防団員・消防吏員・消防教育職員として25年以上勤続し、成績が優秀、かつ他の模範となる者に贈られるもので、今年度県内で51人が受賞。

 同地方事務所管内では島田さんのほか岳南消防本部の町田和人消防指令長(勤続37年)、樋口初夫消防指令(同)、岳北消防本部の山ア重夫消防指令長(32年)が受賞した。

 島田さんは勤続30年。ラッパ長などを歴任したが、過疎で団員の確保が難しいことから今は、1団員として、地域消防を支えている。かつて真冬の住宅火災で、胸までの雪をかき分けて消火活動に当たったが、1人が亡くなってしまったことが、今も脳裏に焼きついているという。今回の受賞を「名誉と思う。若い人たちがよくついてきてくれて、充実していた」と話していた。
  
■統合は21・22年度に - 飯山市中学校適正規模等審議会
■景観や「らしさ」重視 - 新幹線駅周辺デザイン会議
■お客様の気持を集め - 中部ローソン支社と飯山上倉店が市に義援金贈る
■15・16日に7年に1度の盛儀 - 木島平村の天然寺
■受け持ちさん4人異動 - 県警定期異動・飯山署関係
■新しい環境で元気に - 斑尾高原保育園22年の歴史に幕

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