TOP - 過去掲載記事 - 2006年3月25日号

3月25日号掲載記事
 
◆栄村に土砂災害情報相互通報システム - 豪雨災害想定し通報訓練も<栄村>
 豪雨などによる土砂災害に際して、雨量や土砂崩れなどの前兆現象、災害状況、避難指示などの情報を共有し、住民に提供する「土砂災害情報相互通報システム」の説明会・通報訓練が17日、栄村役場で行われた。

 同システムは土砂災害危険個所の周知、警戒・避難体制の確立など、総合的な土砂災害対策を推進することを目的に、県が設置したもの。

 役場から住民に雨量情報や災害情報、通行止め情報などを提供、住民からも身の回りの災害情報などを役場に連絡してもらい、情報を共有することで迅速な住民避難ができるよう支援する。

 国や建設事務所が秋山小赤沢・平滝・極野に設置する雨量局、県などの雨量データ、住民・村からの各種情報を合わせ、インターネットを通じて▽雨量情報▽警戒区域▽災害情報▽避難場所―を住民に知らせる。

 飯山建設事務所・栄村・岳北消防本部栄分署など関係者が参加した説明会で島田助役は「今冬の豪雪で住民2人が死亡し、家屋の倒壊も相次いだ。本村では国道117号線平滝地区で大規模な土砂災害が起きており、その残骸が今でも千曲川にある。通報システムの整備は力強い」とあいさつ。

 同日は役場に設置された雨量情報蓄積サーバ、土砂災害情報を蓄積する砂防GISデータサーバ、災害情報表示端末、電話などを使った土砂災害通報訓練も行われた。訓練は秋山地区で豪雨により河川が氾らん、土砂が流出した―との想定で雨量情報や前兆現象、災害・避難状況を登録。訓練とはいえ臨場感ある情報のやり取りで、会議室には緊張感も走り、最新情報システムの威力に感心する声も聞かれた。システムは各種情報を入力した後、遅くとも梅雨などの出水期までには稼働する予定という。


(写真=豪雨災害を想定して行われた通報訓練)
 
残雪の世界にも春が・・・ - 森林の癒し体験モニターツアー<飯山市>
 飯山市森林セラピー事業による「森林の癒し体験・モニターツアー」は16・17の両日、岡山柄山の森の家を中心とするなべくら高原一帯で行われた。首都圏などから参加した8人が、スノーシューハイキングや森林ヒーリング、クロスカントリースキーなどを体験、まだ分厚い雪に覆われた雪国の高原に、かすかに芽生え始めた春の息吹を楽しんだ。

 自然豊かな森林での様々な体験や温泉、郷土食を通じて、心身ともにリフレッシュしてもらうモニターツアーで、同市森林セラピー協議会、市が主催、NPO法人信越トレイルクラブ、森の家が主管した。

 初日の16日はオリエンテーション後、森の家周辺コースをスノーシューハイキング。休憩をはさんで夕刻近く、森林ヒーリングに心身をリフレッシュさせた。また、2日めの17日は、健康チェックの後、ハーブティーなど持参で、約2・5`のクロスカントリースキーに挑戦。

 参加者は首都圏を中心とする中高年の夫婦、友人カップルで、まだ3b以上ある雪に驚きながら、スノーシュー・クロスカントリーに挑戦。清澄な高原の大気を満喫しながら、春の息吹きに感嘆の声を上げていた。


(写真=森の家周辺をスノーシューでハイクする癒し体験モニター)
 
故郷に興味誘われて - 飯山市「ふるさと館」がオープン<飯山市>
 ふるさとの自然や歴史・文化を学び、伝承し、貴重な文化遺産を次世代に残すなど活動の拠点となる飯山市の「ふるさと館」の開館セレモニー、無料一般開放が21日行われた。

 同館は平成11年、歴史と文化のまちづくり推進事業の一つとして調査・研究が始まって以来6年がかり、約2億6000万円を投じて、女性センター未来に隣接して建設された。鉄筋コンクリート造り2階建て、延べ約900平方b。1階はデータ管理室、体験作業室、学習室、展示室などが、2階には考古ギャラリー、収蔵庫がある。収蔵庫は美術品など貴重品を収蔵する特別室、考古・民俗資料室に分かれ、温度・湿度を自動管理するシステムが完備される。

 同日行われた開館セレモニーでは、木内市長らがテープカット、「七福神」などを寄贈した地元の創作人形作家、高橋まゆみさんらが出席して式典が行われた。また、一般開放となった午後は、奈良大学の水野正好名誉教授の「いま考古学は楽しい」と題する記念講演が行われた。

 無料開放には美術・考古学・民俗・歴史などに関心をもつ多くの市民が訪れ、ふるさとの生い立ちや文化、自然や暮らしなどに改めての関心を寄せていた。同館では開館記念企画展として、5月31日まで「滝沢豊光写真展・ふるさと飯山線―さあ帰ろうあの停車場へ―」が行われている。


(写真=故郷の歴史や文化に関心の高さがうかがわれて)
 
◆地元勢が上位を独占 - 全日本アーチュエリーバイアスロン<木島平村>
 ことし2月、秋田県鹿角市で開かれた第55回全国高校スキー大会(インターハイ)で女子総合2連覇を果たした飯山南高スキー部の「全国優勝報告会」が19日、飯山市南町の「びっくわん」で開かれた。

 同高スキー部後援会(杉山徳利会長)が主催したもので、県・市・教育委員会関係者、県スキー連盟、各種団体代表、学校・同窓会・PTA関係者ら約50人が出席した。

 同高スキー部は、今冬のインターハイでクロスカントリー勢らの活躍から通算15回め、昨年に続いて2年連続の女子総合優勝を果たした。報告会では、リレーメンバーの小田佳奈里さんら選手団が賞状・カップなどを胸に入場、大きな拍手で迎えられた。

 冒頭、杉山会長は「勝って当たり前のプレッシャーの中での優勝は大きな価値がある。皆さんの活躍は地域の人たちに明るい話題をもたらしてくれた。スキー発祥の地の名前を全国に知らしめてくれた。世界で活躍する選手の育成に今後も地域の皆さんのご支援をたまわりたい」とあいさつ。来賓の井出市助役は「豪雪の中での今年の優勝はことさらうれしかった。除雪で疲れきった住民に勇気を与えてもらったことに感謝したい」と、祝辞した。

 これに対し、選手を代表して小田さんは「昨年に続いて優勝できたことは地域の皆さんのご支援のお陰。来年はリレーを含めて男女総合優勝したい」と、来季への決意を述べた。


(写真=家族連れらで賑わった雪ん子祭り会場)
◆雪割 - 北信濃風物詩<連載>
 寒さに耐えかねて飛び込んだ車のヒーターを最大にして、少し温まったころ、路傍の雪洞に何やら黄緑色の、確かフキノトウみたいなものを見つけた。

 雪解けは水辺や土手、道端から進む。

まだ3b以上ある雪山、雪の壁の下からフキノトウが顔を出し始めた。

「輪廻」。

季節は誤りなく巡り、それゆえにこそ雪国に暮らす人々がいる。
  
◆パラグアイで農業指導 - 飯山市出身の佐藤さん・木内市長に出発報告<飯山市>
 独立法人国際協力機構(JICA・ジャイカ)の青年海外協力隊員として南米・パラグアイに農業技術指導で派遣される飯山市木島山岸の高校実習助手、佐藤京子さん(24)が22日、飯山市役所に木内市長を表敬訪問した。

 佐藤さんは下高井農林高校を卒業後、県農業大学校に学び、現在、松本昭和学園・エクセラン高校で園芸科の実習助手を務める。小学生の頃、先生の話から外国に興味をもち、今回、「生まれ、育った当たり前の環境から抜け出して、視野を広げ、自分の学んだ知識、技術を生かせる活動を」と、ジャイカの隊員に志願した。2年間の南米滞在の話に、家族も理解を示し、励ましてくれたという。

 パラグアイでは首都・アスンシオンから約300`離れたアルトパラナ県サントドミンゴ村を中心に、現地NPOのイグアス地域振興協会の依頼で野菜を主とした農業指導に当たる。現地では不耕起栽培と緑肥による荒廃地の再活性化が取り組まれており、持続可能な循環型農業の確立が課題となっている。

 来週の出発を前に訪れた佐藤さんに木内市長は「健康に気をつけてがんばってきて下さい。成果を期待しています」と激励。現地の言葉(スペイン語・グアラニー語)は簡単な日常語なら―という佐藤さんだが、木内市長との懇談の中で、「言葉も技術指導も不安はいっぱいあるが、現地の人たちとコミュニケーションを深める中で、お役に立つことができれば」と、話していた。


(写真=「食」のもつ価値が語られたパネルディスカッション)
  
■災害時にヘリ優先使用 - 栄村・航空業者と協定締結
■戸口と戸口を結んで - 飯山市デマンドバス導入
■大地震想定し図上訓練 - 飯山市理事者・部課長対象
■ボラに加えて見舞金 - 飯山市などに県自治労が贈る
■経済部長に山田さん - 飯山市人事異動20年ぶりに新規採用なく
■今なお避難続く世帯も - 飯山市・今冬の豪雪対策中間まとめ
■来季は男女総合優勝を - 女子総合V2で報告会
■「やんわり春」絵手紙展 - 飯山郵便局
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