![]() |
|
|
|
TOP - 過去掲載記事 - 2006年3月18日号 | |
|
|
3月18日号掲載記事 | |
◆地域教育力・視線を学校に - 飯山小学校が教育支援ボランティアを募集<飯山市> | |
![]() 趣意書では「昨今の子どもが被害に遭う凶悪犯罪への対応をみますと、学校だけでなく、地域の人々の支援を得て安全対策を講じている所が多くなっています。また、総合的な学習の時間では、地域に出かけ、特技や専門の知識を有した地域の人々から学ぶことが多くなっています」と、学校や子どもたちの実態と、これを取り巻く環境の現況を分析。 そのうえで、「特技や専門を生かした授業、クラブ活動のお手伝い、登下校中の安全指導への協力」を呼びかける。「授業・クラブ活動支援」ボランティアは、スポーツ・木彫・木工・手芸・折り紙・貼り絵、ちぎり絵・囲碁・将棋・音楽・英語・習字・料理・ワラ細工―など。教科など授業では裁縫・自然観察・器楽指導・野菜作り・邦楽・地域史・クロスカントリースキー・水泳・パソコン・染物―などで、そのほか、行事などの支援としてフラワーアレンジメント・花壇造りなどが想定される。 ボランティア希望者は所定の用紙に必要事項を記入し、飯山小学校まで申し込む。同小では新年度早々にも申し込み者に対する説明会を開き、登録証を発行することにしている。 北信濃地方ではここ数年、小中学生らに対する声かけやつきまとい、変質行為など事例が増加傾向にあり、保護者や団体、ボランティアなどによるパトロールが取り組まれているが、授業・クラブ活動支援を含めたボランティア公募は同小が初めてで、その成果が注目される。 (写真=教育支援ボランティアを地域に募る飯山小) |
|
◆灯明に彩られた温泉街情緒 - 野沢温泉村冬の灯明夜祭り<野沢温泉村> | |
![]() 11日夜、「ニコニコまつり」のイベントとして「冬の灯明夜まつり」が開催された。メーン会場の日影ゲレンデでは同夜、フルート・コンサートやアコースティック・ライブショーのほか、地元の中学生で結成する「JAM☆rammy」のヒップホップダンスショーが、ゲレンデでは松明滑走や「ポイファイヤージャグリングショー」、そして、メーンイベントともいうべき「打ち上げ花火」が行われ、ステージの活気と、ゲレンデの幻想的ムードが調和して、訪れたスキーヤー・ボーダーと住民を魅了した。 会場に結ぶ大湯・麻釜の坂道には半分大に切ったペットボトルに和紙を貼った灯明が置かれ、温泉街の灯を背景として、幻想的なムードを演出した。灯篭は「道案内」でもあり、「灯明夜祭り」のシンボルでも…。灯明に彩られた坂道をたどる若者グループや家族連れらは「ムード満点」「きれいだね」などといいながら、携帯電話のカメラを向けていた。 (写真=温泉街の灯りを背に灯明に彩られた大湯脇の坂) |
|
◆早い雪消えを農機で - JAなどが、ほ場実演会<飯山市> | |
四半世紀ぶりともいわれる今冬の豪雪で今、農業被害を最小限にとどめる残雪対策が急務の課題とされる中、農業機械や除草機を使って消雪効果を確認する実演会が9日、飯山市木島の水田で行われた。 北信農業改良普及センター、JA北信州みゆきが、長野クボタの協力を得て開いたもので、木島野坂田沖の実験ほ場には関係機関職員やJA関係者、農家の人たちら約50人が集まり、実演を見守った。 実演には踏圧が低く、悪条件下でも機能を発揮する前輪タイヤ・後輪ゴムクローラの4輪駆動、「クボタ高速パワクロ」と、ラジコン草刈り機を使用。いずれも雪を掘り起こす機器を取り付け、深さ約1・2bの積雪の表層を掘り返した。 この時期、雪を掘り起こして空気や日照に触れる面積を大きくし、融雪を促進する工法は伝統的に行われているが、重機が入れるほ場に限られるのが課題。このため、湿田での作業が容易な多機能トラクタ「パワクロ」と、傾斜地での作業が安全にできるラジコン除草機が使われた。 北信農改センターの話では、近くのほ場での実験では、6日間で通常なら15aの融雪が、農機・除草機による雪の掘り起こしで約40aの融雪効果が認められたという。 同日はラジコンヘリによる消雪剤散布も行われ、参加した農家の人たちは「省力消雪」に関心を寄せていた。なお、長野クボタでは、農機・除草機・ラジコンヘリを使った消雪作業の受託も行う―としている。 |
|
◆「豪雪慰労」花火も盛大に - さかえ雪ん子まつり<栄村> | |
![]() 同日、会場内には村内各種団体の、特産品や伝統食、縁日商品などを販売する屋台が並び、訪れたおよそ1000人の来場者は、「あんぼ」「熊汁」「早そば」などの栄村ならではの郷土食を楽しんだ。 オープニングセレモニーに続いて行われた「みんなのステージ1」では、地元の北信・東部保育園の園児による「お遊戯」、秋山郷民謡保存会などによるステージ発表が行われ、観客の笑顔と喝采を誘った。 「みんなのステージ2」では、ユニークなかんじき飛ばしゲームが行われ、地元の小中学生のほか、県外からのスキー・ボードの若者、外国人客らも参加した。 最後に栄スキークラブと一般参加者によるたいまつ滑走、フィナーレでは恒例の雪上花火が、今冬の豪雪で苦労した村民の皆さんに元気を出してもらおう―と、例年以上に盛大に行われ、感動を広げた。 (写真=家族連れらで賑わった雪ん子祭り会場) |
|
◆雪割 - 北信濃風物詩<連載> | |
![]() 昨年は確か、ブルドーザーのキャタピラに乗って写真を撮ったが、ことしは雪の小山に飛び乗った。 思いがけない「戻り雪」で、彩を豊かにし始めた大地は再び黒白の世界に逆戻りしたが、春の歩を止めることはできない。 ふきのとうをいただいた。 ほろっとした苦味が何ともいえずいい。 雪割作業が春を呼ぶ。 |
|
◆伝え、実践することを - 3講座の合同終了式・協同組合いいやま故郷庵<飯山市> | |
![]() 今年度実施した▽農産加工▽農のこころ▽食の伝え人―の3講座のまとめで、「都市農村交流・連携による実践的なネットワークづくり〜いいやま故郷庵が今後とるべき方向性について〜」をテーマにしたパネルディスカッション、交流会が行われた。 パネルディスカッションには手作り農産加工所を経営する小池芳子さん、「食の伝え人」講座講師の池田玲子さん、同じく同講師の上原脩さん、戸狩観光協会長の江沢一遠さん、元飯山市東京事務所長の鈴木張司さんがパネリストとして参加。 この中で小池さんは「販売する(動き出す)ことで知恵が生まれ、発想の転換が図られる」と語り、池田さんは「飯山は日本の食文化を守っており、それをどう活用するかだ」と訴えた。 また、上原さんは「生きていく知恵を伝えること。今それを伝えないと途絶えてしまう」と、江沢さんは「スキー場入り込み客の激減で、原点に帰れ―という言葉が語られたが、原点が百姓であることに気がつかなかった」、鈴木さんは「都市と農村交流は数字で図れないものが多く介在し、派生する。心のつながりの大切さを認識してほしい」と述べた。 ディスカッションでは、飯山地方の自然・文化・人のすばらしさを再認識し、これを資源としてこの地で食べていく算段を講じることが必要―との認識を共有して散会、スタッフらが持ち寄った手料理で交流した。 (写真=「食」のもつ価値が語られたパネルディスカッション) |
|
■新年度中にも方向性 - 木島平村3セク改革委員会が発足 ■「木島平」の名を世界に - スキーアーチェリーW杯で村クラブ選手大活躍 ■団塊の世代にも照準 - 飯山市がふるさと回帰支援事業 ■孫のプレゼント今年も - 戸狩小学校児童会千曲荘に車イス贈る ■スギ花粉の飛散始まる - 花粉症に注意呼びかけ ■暮らしの近くに潜む劇物の恐怖 - 紛失の硫酸銅6日後に発見 ■3度目の飯山市栄誉賞 - 国体クロス優勝の山室さん |
|
|
|
TOP - 過去掲載記事 - 2006年3月18日号 |