TOP - 過去掲載記事 - 2006年3月4日号

3月4日号掲載記事
 
◆1年以内にもICU再開を - 脳神経外科2人体制に<飯山市>
 飯山赤十字病院の川村信之院長は先月27日、記者会見し、現在常勤医1人の脳神経外科が4月から医師2人に、非常勤1人体制だった耳鼻咽喉科が常勤1人となるなどの、医師確保の現況について明らかにした。

 新臨床研修制度で、医大・大学医学部そのものが医師不足に陥っていることに加え、医師の都会偏重、業務が過酷な診療科の忌避、開業志向の進行などから、ここ数年、地方、特に辺地の医療機関では医師不足が深刻化。

 飯山日赤では6科・7人の医師が不足。特に、重度の脳疾患、交通事故による複雑な脳障害などの場合、1人の医師では十分な対応ができなかったことなどから、住民に不安がつのっていた。

 会見で川村院長は「昨年4月以来、脳神経外科の機能縮小などで住民にご迷惑をおかけしてきた。医師確保に努力してきた結果、脳神経外科に2人、耳鼻咽喉科に1人の常勤医を迎えられることになった」と述べた。

 同院長は近い将来、脳神経外科にもう1人医師が増える見通しにあることを明らかにする中で、救急医療の充実に加えて、在宅支援の訪問診療も実施する考えを示した。ただ、集中治療施設「ICU」については、看護師の確保にメドが立たない―とし、半年から1年以内に再開に漕ぎ付けたいという。

 この一方、現在常勤1人の泌尿器科は非常勤に、常勤2人の産婦人科は常勤1人となり、3月1日から分娩はこれまでの約半数、月に10件程度に制限する。


(写真=ICU再開にも期待が寄せられる飯山赤十字病院)
 
4月中にも態度表明 - 今秋の市長選へ木内市長<飯山市>
 飯山市の木内正勝市長は先月22日、3月議会前の定例記者会見で、ことし9月に予定される市長選挙について、4月中にも態度表明することを明らかにした。

 本紙記者の質問に答えたもので、記者の「3月議会の一般質問などで、市長選への態度表明が問われた場合、表明するのか?」との質問に対して「新年度予算案など重要な議案があるので、とにかく無事に務めたい。態度表明は考えていない」と答えた。

 「それでは、6月議会になるのか? それまでになのか?」との質問に対して「3月議会が終わって早々に後援会とも話し合い、4月中にも態度を明らかにしたい」と明言した。

 同市長選に関しては、市長の地元を中心とする支援者に再出馬を促す声が早くから出ており、ことしに入って、議会与党の一部会派と、市長後援会幹部らが接触。席上、両者から明確な出馬・支援要請はなかったものの、出席者の話では「お互いそういう(再出馬)気持ちがあったと思う」という。

 市は新年度予算編成について「木内市政4年めの予算として、公約の実現に向けた▽駅周辺▽旅産業▽定住対策▽子育て支援▽安心・安全なまち▽健康増進▽協働のまち▽生ゴミ―の重点施策8項目を充実」「自立計画実行の初年度として、経費の削減を図りながら、自立に向けた新規投資事業を計上」と説明している。

 市長選に関する具体的な動きは、現時点では表面化していないが、堆肥センター・新クリーンセンター問題などで現市政に不信を募らせる市民グループ、議会野党勢力、厳しさが続く地域経済に閉塞感を深める若手経済人グループ、さらに、木内市政の評価が分かれる一部与党会派などの存在から、候補の擁立は必至な情勢にあると思われる。

 飯山市長選は、4月中の木内市長の態度表明を機に、一気に加速するものとみられる。
 
初秋の山野100q疾駆 - 9月に木島平村でクロカンマラソン<木島平村>
 第三者の協力を得て走行できる、日本国内では初めての「アバランチスタイル」のマウンテンバイク(MTB)・クロスカントリーマラソンがことし9月9・10の両日、木島平村で開催される。

 公道を通る可能性を含めて、関係当局との協議が重ねられているため、まだ、具体的なコース設定はされていないが、参加者は1周50`のコースを2周、総延長100`のコースをMTBか、ランニングで走破する。

 9月9日は受け付け・ウェルカムパーティー。レースは10日、午前4時にスタート、制限時間(11時間)内にゴールしなければならない。

 MTBのアバランチスタイルは、第三者の協力が得られるもので、国内では木島平大会が初めて。選手間の協力や観衆などの協力も可。12・5`ごとに設置されるフィードゾーンにはトイレがあり、飲・食料・メカニックサポートが受けられる。

 選手はエマージェンシー(緊急)ホイッスル、熊除け鈴、非常食、防寒具、水を携行するのがルールとされる。種目は中学生男女から50歳以上の「オーバーエイジ」男女、オープンを含めた14の区割りによる。

 参加者の募集は5月20日から始まる。第一次募集に応募した場合、参加費は13500円だが、募集が定員に達しない場合の第二次募集では14500円となる。問い合わせは木島平村観光課内MTB実行委員会(0269―82―3111)まで。
 
◆ギターと落語で初の辰之忌 - <中野市>
 文部省唱歌でも知られる郷土出身の国文学者を誇りに思い、その業績を偲ぶとともに、唱歌を通してふるさとの温もりを再認識する、「高野辰之忌」が先月25日、中野市永江の高野辰之記念館で開かれた。

 高野は同地区出身の国文学者。歌謡・文学・演劇史を専門とし、当時の東京帝国大学から博士号を授与され、天皇・皇后両陛下にご進講もしている。また、文部省の小学校唱歌教科書編纂委員として、「故郷」「朧月夜」「紅葉」「春がきた」「春の小川」などの作詞に当たった。

 今冬の豪雪で約1カ月遅れとなった初の「辰之忌」には、地元を中心とする約150人が参加、生家の高野良之さんも顔を見せ「辰之の追悼に多くの方々においでいただき、感謝している。辰之のことはおじいさんから聞いているが、とにかく勉強家だったらしい。生家にもお寄りいただき、よすがにふれていただきたい」とあいさつした。

 高野源「ふるさとボランティアガイド」会会長の、辰之に関するエピソードの紹介の後、ギターと古典芸能を愛した辰之を偲んで、ギターコンサート、落語が市内の愛好家によって行われ春の兆しが見え始めた「ふるさと」に温もりの時が流れた。


(写真=ギターや落語などで事跡を偲んだ「高野辰之忌」)
◆冬の傷 - 北信濃風物詩<連載>
 雪解けが進むにつれて今冬の豪雪の傷跡があらわになってくる。

悲惨な姿で哀れを誘うのは、老木たちの大ケガである。

梢や枝であれば、まだ救われるが、太い幹が裂け、痛々しい姿をさらす老木たちの悲鳴が聞こえてくるようだ。

豪雪で、動植物たちの被害も相当だったろう。

同じ地に生きる仲間として、労苦をともにした。

間近な春に傷を癒そう。
  
◆寒風の中ラストラン - 飯山市民スキーフェスタ<飯山市>
 飯山市の「2006市民スキーフェスティバル」は先月26日、長峰スポーツ公園クロスカントリー会場で行われ、小中学生を中心とする約250人がクロスカントリー、ジャンプなどでシーズンとの別れを惜しんだ。

 同日は強い寒風に加えて雨が降り、正午ごろからは雪に変わるあいにくの天候となった。このため、午前中の種目を中心にレースやチャレンジイベントが行われ、「150歳リレー」は中止された。

 小学1年生からのクロスカントリーは、寒風が吹きすさび、時折雨の降る厳しい条件の下で行われ、滑らないスキーに悪戦苦闘し、びしょぬれで走る子どもたちに家族らの大きな声援が寄せられた。


(写真=悪天候の中をひたすら走る選手たち)
  
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