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1月28日号掲載記事
 
◆秋山への「県内道路」の整備を - 孤立解消へ県が方針<栄村>
 今冬の未曾有の豪雪で、新潟県津南町地籍の国道405号線が雪崩の危険から通行止めとなり、栄村秋山地区が一時孤立状態となったことで、本紙は先週の14日号で広域基幹林道栄線の整備が急務であることを報じたが、県は19日、秋山地区から村中心部への道路を整備する方針を明らかにした。

 県のホームページによると、知事は19日の部長会議で「県の大きな課題として、私は短期間の間に冬期間も秋山郷へ長野県側から行ける道というもののてだてをしないといけないと思っています」と述べた。

 秋山地区から村中心部への県内道路については、広域基幹林道栄線の整備計画があり、秋山屋敷手前から、トンネルを含めて五宝木地区まで完成、屋敷までの間と屋敷地区内については県の豪雪代行事業で整備する計画があるものの、五宝木〜極野間は平成13年に県が凍結、その後中止を決めた経過がある。

 栄村の高橋村長は今冬の豪雪で秋山が孤立したことで、改めて秋山に結ぶ県内道路の必要性を訴えていた。部長会議では直結道路は、除雪費用など管理費が膨大になることから、県道として整備する―など意見が出たという。

 知事の記者会見も合わせると、県内道路は屋敷〜極野間の村道鳥甲線、鳥甲線から分岐し、北野に結ぶ林道北野線の改良、整備が考えられる。土木部では雪崩など危険個所の調査を行い、整備計画の検討に入りたい考えだが、知事は整備時期について示さなかった。

(写真=通行止めが一時解除された日、秋山に向かうローリー車)
 
中学3校を2校に統合 - 遠距離通学に配慮を<岳北>
 少子化などに伴って、市内中学校の規模・通学区域・配置など、統合を視野に入れた再編策などを検討する飯山市の「中学校適正規模等審議会」は先ごろ開いた会議で、中学校現3校を2校に統合し、現在の第一・第三中の校舎を使うことを確認した。

 これまでの審議の中では統合後の中学校の位置・通学範囲となる小学校について、A(第一中)校は飯山・秋津・木島小学校、B(第三中)校は泉台・常盤・東・戸狩・岡山小学校とする案が示される。

 審議の結果、中学校の適正規模化の方向として、3中学校の2校化のほか▽原則として小学校区を分けない▽現在の中学校校舎を使用し、不備は改善する。全く新たな校舎の建設は行わない▽統合による通学距離の拡大に対し、スクールバスなど足の確保に最大限努力する▽できるだけ少人数学級、教員加配など、子どもたちに手厚い指導ができる形を考えていく▽部活動などにおいても子どもたちが生きるような形を考えていく―とする考えが示されている。

 過疎、少子化の進行で、同市内の中学生は今年度の829人から2009年度には785人に減少する見通しで、中学校統合は行財政改革とも絡め、論議されてきた。

 中学校統合に伴う通学区の改編で、課題となるのは遠距離通学生徒への対応。スクールバスなど通学手段の確保について、最大限の努力を払うよう、年度末に提出する答申で求める。審議会では統合の実施時期、生徒への精神的ケアなどについて引き続き検討を行う。
 
「とがりんとう」人気 - 戸狩温泉新名産品<飯山市>
 「ホットスパ ほっとスナック」―。飯山市の戸狩観光開発鰍ゥらこのほど、「りんごかりんとう・とがりんとう」が発売され、スキー・ボード客らの人気を集めている。

 米の油脂やりんごなど地域食材を使い、リンゴの風味が独特の味わいをかもし出している。市内瑞穂の米持製菓鰍ェ製造している。40c入りで定価80円。

 近くの竜王スキー場で、新潟の大手メーカーとタイアップした柿の種が話題を呼んだことから、「食べ物から口コミで戸狩が知られれば」と、昨夏メーカーに企画を持ち込み、協力を得た。
既存のパッケージには、戸狩温泉のキャラクター「トガリン」のラベルを張り、これをアレンジして「とがりんとう」と名付けた。観光協会では「地元の素材を使ったオリジナルの土産品開発の第1弾としてメーカーさんのご協力を得た。今後も戸狩ならではの名産品を研究していきたい」と話している。

 「とがりんとう」は民宿、土産品店などに置かれ、人気を集めている。
 
◆住民総出で除排雪作業 - お年寄り世帯や斜面の雪も<飯山市>
 先月半ば以来断続的に続いた豪雪がひと息つき、夕刻まで青空がのぞいた22日、飯山市岡山藤沢地区で消防団員を含めた住民約30人が1人暮らしなど高齢者世帯の屋根の雪下ろしや家周りの除雪作業に汗を流した。

 まだ万全とはいえないまでも、住民各自急を要する除排雪は一段落したことから、区が呼びかけて、高齢者世帯や区内の公共的施設、道路沿いの斜面などの除排雪を行ったもの。

 北信濃地方でも有数の豪雪地の一つでもある同地区。今冬の豪雪で、一時は4bを超える積雪となり、住民は少なくとも4、5回の屋根の雪下ろし、家周りの除排雪に追われた。高齢者世帯も隣近所や親戚らが守ってきたが、自分の家の安全が脅かされる中で、当面の危険を回避するのがやっとだったという。

 同日、地区中心部の集会施設に隣接する非住家の屋根には、一度も下ろしていない雪が3b近く積もり、傾きかけているようにも見えた。

 ボランティアの除排雪作業には、消防団員や、女性を含めた約30人が参加。独居などお年寄り世帯の屋根の雪下ろしや通路の拡幅、雪庇の除去、公共的施設の除排雪、お宮の保守、道路沿いの斜面の排雪や樹木の掘り起こし、水源の整備などと取り組んだ。

 鎮守でもある瀧津瀧神社は鳥居がわずかに頭部をのぞかせるほどで、住民は屋根雪と雪山を切り離し、損壊を防ぐ作業に汗を流した。

(写真=お年寄り世帯の通路を除雪する消防団員)
◆篤 信 - 北信濃風物詩<連載>
 話には聞いていたが、この冬、その光景を3カ所で見た。

お宮の鳥居が頭だけのぞいている。

 56豪雪の時は確か、当時の有線のケーブルをまたいで民家を訪れた記憶がある。

それを思い出して、除雪風景を取材に訪れた。

村の鎮守様なのか、篤信の人たちなのか、さすがに鳥居をまたぐ人はいなかった。

屋根雪と雪山に切れ目を入れ、損壊を防ぐ。
  
◆手作り16年の歴史に幕 - 泉台クロスカントリースキー大会<飯山市>
 選手も親たちも大会運営の大変さを体験することで感謝する心を育て、多くの人たちとの交流を通して豊かな人間関係を築きたい―として、平成3年に始まった飯山市の「泉台クロスカントリースキー大会」が、運営組織の後継者難から、ことしの第16回大会をもって幕を閉じることになった。

 北信濃地方ではかつて、住民自主運営の手作り地区大会が幾つかあったが、負担の大きさなどから相次いで姿を消し、泉台大会などが残った。

 泉台は校区を中心に、市内全域から寄付を募り、スポーツメーカー・企業の協賛を得て回を重ねてきた。小学校全学年が参加でき、各10位まで入賞とする大会は、泉台の他に例がなかったという。

 が、保護者らを中心に組織してきた実行委員会も世代交代を図ってきたが、ここにきて後継者難に直面。これ以上の継続は困難となった。実行委員会では昨年秋、昨年大会をもって閉幕とする意向を固めたが、これまで支援してもらったスポンサー、市民にあいさつしないまま閉幕とすることはできない―とし、最後の「ファイナル大会」、第16回大会をもって幕を閉じることを決めた。

 ファイナル大会は2月12日、泉台小近くの特設会場で開催する。
  
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■「安全」の死角にも - 道に突き出る雪山
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