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1月1日号掲載記事
 
◆「最も身近な選挙」夏から秋にかけて - 県知事選・飯山市長選・市議選
 長野県知事選、飯山市長選、同市議選と、ことしは北信濃地方の今後4年間を占う身近で、重要な選挙が相次ぐ。

 前回選挙は知事選・飯山市長選が9月1日の同日選挙、飯山市議選が11月17日だった。

 〔知事選〕田中知事の体質や政治手法、そして、5年間の実績などをめぐって評価が大きく分かれる。知事後援会では、再出馬を促す流れにあるといわれ、未だ30%を超す支持率と相まって知事の態度表明が注目される。

 最初の平成12年の選挙では北信濃5市村(当時)で全投票者の約31%、8530票の得票にとどまった田中知事は、14年9月の、いわゆる「出直し選挙」で、当日有権者の約43・6%、1万5654票を獲得、対立候補に大差をつけて再選された。

 県財政の健全化、縦割り行政の解消、入札制度の改善などに実績がうたわれる一方、議会や市町村との軋轢(あつれき)が解消されず、「破壊から創造へ」の「創造」が見えにくい県政の実態、山口村の越県合併・住民票の移動などに見られた強引とも思える政治手法。支持率は下降線といえど、なお30%を超える支持は磐石とはいえないまでも、再選に向けて有力な要素。

 一方、自民党・連合長野など組織に加え、住民レベルでも対立候補の擁立に向けた動きが始まる中で、知事がいつ態度表明するかが注視される。

 〔飯山市長選〕木内市長は12月定例議会を前にした定例記者会見で、「来年の市長選に向けて、いつ態度表明するのか?」という、本紙記者の質問に「まだわからない。今はとにかく任期を全うするだけ」と答えるにとどまった。

 新年度予算編成方針では「木内市政1期目の総仕上げとして、公約実現に向けた事業の重点的な推進と、事務事業評価(3カ年実施計画)での評価結果に基づいた予算計上をすること」と、指示した。

 今のところ、同市長の去就は明らかにされていないが、後援組織や議会与党、地元などでは「再出馬は既定の事実」とする認識がある。現職として、態度表明の時期が再出馬・不出馬を占う重要な要素となると思われる。

 これに対して、若手経営者を中心とする市内経済界、議員・住民団体の一部には対立候補擁立の必要性を説く声が出始めている。市町村合併の破綻、高校再編・ゴミ処理問題での対応、市政の現状などに対する批判、現状の閉塞感もあるが、それが対立候補の擁立に直に進むかどうか、まだ不鮮明な状態にあるのが実態だ。

 ただ、そうした動きとは別に、「無競争回避」の立場から、候補擁立を検討する動きもあると思われ、無競争となることはないと見られる、いずれにしても木内市政1期4年の成果が改めて問われている。

 〔飯山市議選〕今回選挙から議員定数は現行より3人減って、17人となる。前回選挙では定数20に対して25人が立候補、直前の市長選で「反木内」色を打ち出した現職らが落選している。いわゆる「全国区」が上位・下位に分かれ、依然として地区推薦の重みが再認識された。

 今のところ現職の去就は確認していないが、これまでの情報では、2、3期議員を中心に数人が勇退を表明しているものの、後継者を含めて新人の擁立についてはまだほとんどが具体化していない。近年、議会・議員の役割、実体などから、かつての「議員志向」は薄れ、特に実質的な「地区選出」の場合、どこも新人擁立は難しく、世代交代が進みにくいのが実状。今回はさらに定数が削減されたことで、その傾向はさらに深刻化するものと見られる。

 4議席のうち、1人欠員の大票田飯山地区の動向、同じく1人減の日本共産党の新候補擁立、さらには現市政に批判的なグループの動向、現役勇退がささやかれる地区の後継者選び―などが注目される。
 
交番の雪下ろし今年も - 野沢温泉野沢組<野沢温泉村>
 12月中の異例の豪雪で、一時は2b近い積雪に覆われた野沢温泉村で、晴れ間がのぞいた21日、飯山警察署野沢温泉交番の屋根の雪下ろしが、野沢組によって行われた。

 同村に駐在所・交番ができて以来の慣習。村の治安を守ってくれる交番を守り、受け持ちさんに職務に専念してもらいたいーと、代々受け継がれてきた。

 同日は久しぶりに青空がのぞき、その間をぬって野沢組の約20人が屋根に上った。作業は手馴れたもので、背丈ほどあった屋根雪はあっという間に除かれ、一時交番の1階部分まで埋めた落雪は除雪機で取り除かれた。

 「自立」の道を選んだ同村では、「創生会議」が先に中間提言をまとめ、河野村長に提出したが、その中で「行政お助け的ボランティア」として、住民による交番など公共的施設の雪下ろしなどを提言。今回の交番の雪下ろしは慣習ではあっても、提言の実践第1号として、村民の決意を表すものとなった。
 
早くも排雪場ラッシュ - 異例の師走ドカ雪で<飯山市>
 飯山市の千曲川に架かる中央橋上流の河川敷に毎冬現れる「排雪場」。金をかけて除雪や雪下ろしをし、金をかけて運んだ雪を捨てることから「金捨て場」とも言われる排雪場がことしは早くもラッシュ状況を見せている。

 飯山市では毎年、国土交通省千曲川河川事務所から、河川敷グラウンドの南側一帯の約1万1300平方bを排雪場として借りる。計算ではそこに高さ5・3bの雪を積み上げる。満杯で約6万d、10dダンプで約6000台分の雪が入る。

 市建設課の話では、排雪場は例年、1月に入って本格的に使われるが、今冬は12月中の異例の集中降雪で一斉雪下ろしや集中除雪が各所で行われ、例年より2週間から20日ほど早く排雪のダンプが出入りし、ラッシュ状況となっている。

(写真=続々と雪が運び込まれる千曲川河川敷の排雪場)
 
◆駅前に「まちづくり会所」 - 情報発信・サロンにも<飯山市>
 飯山市は「北陸新幹線飯山駅周辺整備」で、年明けにもJR飯山駅前に「まちづくり会所」をオープンさせる。

 中野市内では、いわゆる「明かり」部分の高架橋工事が進み、いよいよ現実味を帯びてきた新幹線。駅周辺整備事業では今年度、区域内用途地域の見直し(都市計画決定)、駅舎・駅前交通広場・道路・公園のデザイン案の作成(模型・スケッチなど)などが行われた。

 「まちづくり会所」も今年度事業の一つで、JR飯山駅前の旧スーパーを改装し、関係資料の展示などを含めて駅周辺整備事業に関する情報発信拠点とするほか、会議室やサロンなどを設け、住民が気楽に立ち寄り、論議を深める場にもしたい考えだ。

 駅舎・駅前交通広場などのデザイン案では、東口正面広場・南口広場・西口広場があり、西口には立体駐車場が計画される。また、駅周辺の土地利用検討案では、この地方の象徴的存在の高社山・鍋倉山などの眺望を確保する緑地・緑道の配置や、駅前にぎわい創出活用地の確保、寺町ゾーン誘導用地の確保(蔵の活用も含む)―などが示される。

 駅施設は「もてなし交流機能」として、1・2階に「もてなしアトリウム」(建物内に設けられる中庭ふうの広場)を設けることが検討される。

 整備事業では18年度、土地区画整理審議会の設立・審議、換地設計の決定・第1次仮換地指定―などを実施、19年には区域内家屋移転・公共施設(綱切線など)の工事着手などが予定されている。

(写真=「まちづくり会所」となる旧スーパー建物)
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