TOP - 過去掲載記事 - 2005年12月24日号

12月24日号掲載記事
 
◆3人がケガ・交通の混乱も - 記録的な12月の豪雪<岳北>
 18日未明から、今冬3度めの、それも最大の寒波に見舞われた北信濃地方は、栄村秋山小赤沢で19日朝、この地方の集落では最深の230aの積雪を記録、住民は背丈以上の雪との絶え間ない格闘に憔悴を深めた。

 北信濃地方は今冬、既に各地で、12月中では20年ぶりともいわれる「ドカ雪」に襲われ、そのうえに18日未明から、19日午後にかけて栄村小赤沢で230a、飯山市の岡山羽広山で206a、野沢温泉村で185a、木島平村馬曲で150aの積雪を記録。飯山市街地では、飯山小で19日午後4時に117aの積雪を観測した。

 この集中降雪で、16日、飯山市飯山の男性(64)が自宅屋根の雪下ろし中に転落、重傷を負ったほか、野沢温泉村の民宿で飯山市内の男性(58)が除雪機で敷地内を除雪中、指を切断する大ケガを負った。また、17日には飯山で81歳のお年寄りが寺の屋根の雪下ろし中に転落、ケガした。

 同日現在、家屋・施設の倒壊・損壊は報告されていないが、飯山市の岡山地区では、今月13日、土砂崩れで市道が埋まり、通行止めとなった。JR飯山線は今月に入って運休や遅れが相次ぎ、15日には上下合わせて15本が運休、部分運休している。

 20年ぶりともいわれる12月のドカ雪だが、連日降雪の影響はあるものの、積雪量からすれば「警戒深」には達せず、どの市村も静観の態。ただ、木島平村は19日、道路除排雪対策の強化・弱者世帯対策などの必要性から、柳沢村長を本部長とする「2005豪雪警戒本部」を設置、飯山市は「警戒1次体制」を敷いた。

 木島平村では、地区ごとの一斉雪下ろし・排雪、屋根からの落雪危険個所パトロールなど道路除排雪対策の強化、弱者世帯のパトロール・雪害救助員の派遣、消防防災対策の強化、公共施設の雪下ろし―などを実施する。

 暖冬予想を裏切ったドカ雪は、連日住民を除雪作業に駆り立て、北信濃北部や山間地では既に3回、飯山市街地でも18・19日をピークに、屋根の雪下ろしに追われる姿が見られた。市街地の鉄砲町では、12月の例では記憶も薄らぐほど近年にはない一斉雪下ろしが行われ、かつてを思い起こさせる雪山の道ができた。
(写真右上=雪下ろし作業に追われるお年寄り)
(写真左下=屋根雪と路上の雪がつながった家も)
(写真右下=12月中では異例の一斉雪下ろしも)
 
サンタさんの目印に - 園庭のモミの木に点灯<飯山市>
 クリスマスイブを前にした20日夕、飯山市飯山鉄砲町の「めぐみ保育園」(鷲森邦弘園長)で、園庭のモミの木に飾られたイルミネーションが点灯された。

 「子どもたちに夢を」と、鷲森園長と出入りの電気屋さん「越後屋電器商会」の社員らが、高さ6b余のモミの木に合わせて約1700個の豆電球や飾りを取り付けた。点灯式で鷲森園長は「サンタクロースさんから、わかりやすいように電気をつけて下さいといわれました。これで迷わずにきてくれるでしょう」とあいさつ、園児とともにカウントダウンした。

 見上げる高さのモミの木に光がともると、園児たちは歓声を上げ、友だち同士手を取り合ってジャンプ、ジャンプ。

 イルミネーションは「いいやま雪まつり」が終わるまでの間、午後4時から10時まで点灯され、雪まつりのムード盛り上げにもひと役かう。

(写真=子どもたちの歓声の中、ツリーにイルミネーションが…)
 
防犯標語の電柱看板 - 飯山小学校周辺に<飯山市>
 「手をつなぎ 助け励まし 明るい家庭」「子どもたち守る役目は町ぐるみ」―。全国的に陰惨な児童・幼児殺傷事件が相次ぎ、社会問題化している中で、飯山市の市街地数カ所に青少年健全育成の標語を記した電柱看板がお目見え、話題となっている。

 長野市の「中電興業樺キ野営業所」(竹中丈善所長)が、飯山市内の企業5社にスポンサーになってもらい、電柱に取り付けたもの。市街地中心商店街の、飯山小学校周辺を中心に10カ所にお目見えした。

 同社の話では、県下初の試みで、青少年が犠牲になる凶悪犯罪が増加している中、地域ぐるみで子どもを守ろう―と、防犯標語を利用した。先に学校関係者らとの緊急会議を開いて、登下校の安全対策などに協力要請を行った飯山警察署でも「電柱看板は、地域ぐるみで子どもを守る―というアピールでもあり、犯罪の抑止にもつながるのではないか」と、頼もしい味方に期待を寄せる。

(写真=飯山小学校近くに設置された看板)
 
◆平丸の菅でシメ縄作り - お年寄りら20人参加<飯山市>
 飯山市太田五束の公会堂で18日、五束活性化委員会(水野晴光委員長)による、歳末恒例の「シメ縄」作り講習会が開かれた。

 シメ縄作りは正月を迎える地域の季節行事で、同委員会ではワラ細工ができるお年寄りが年々減少し、ワラ細工そのものも姿を消しつつある実態の中で、次世代・次々世代がその技を受け継いで、手作りのよさを共有できる地域づくりを進めたい―と、毎年開いている。

 同日は公会堂に子どもを含めた約20人が集まり、お年寄りやベテランの手ほどきを受けて「マイシメ縄」作りに挑戦した。材料のスゲは、峠道で隣接する新潟県・平丸地籍の休耕田から、夏のうちに刈り取り、乾燥させたもの。

 講習会もことしで6回めを数え、参加者も「名人」の域に。人に頼まれた分を含めて一人で5、6本のシメ縄を作り上げた人もいた。

(写真=お年寄りの手ほどきで「マイシメ縄」作りに挑戦)
◆雪落とし - 北信濃風物詩<連載>
 「風物詩」が例年より1カ月近く早まっている。

大げさにいえば、季節感がズレている。

それもこれも、異例の「ドカ雪」のせいなのだろう。

 今は「雪で食べる」時代。

雪国ゆえの負担を声高にいうこともはばかられる。

が、過度の負担はため息を誘うことも事実。

珍しく晴れた日、電柱の雪落とし作業が行われていた。

暮らしを守る仕事である。
  
◆米粉ケーキを保育園に - 木島平農業委<木島平村>
 米の消費拡大、地産地消の活動と取り組んでいる木島平村農業委員会(湯本實会長)は二十一日、米粉・米ぬかを使ったシューケーキを、村内3つの保育園児に「クリスマスプレゼント」として届けた。

 生地に村内産コシヒカリの米粉を、カスタードに米ぬかを使い、ホイップクリームは、同じく村内産、朝絞りたての牛乳を使った「純木島平製」ケーキ。

 同日午後、農業委員の佐藤喜晴さん扮するサンタクロースが、農業委員・事務局スタッフらとひまわり保育園(園児64人)を訪れ、待ちかねていた園児に「お父さん、お母さんが作ったお米のケーキです」と説明し、一人ひとりのお皿にケーキを載せた。ケーキは農業委員、事務局の苦心の作で、クリスマスカラーを使い、白い粉を雪に見立てるアイデアも。

 同農委では、先に米粉を使ったパンを試作、好評を得ており、同日、子どもたちの「おいしいね」という評価に、新たな商品開発の可能性を知り、意欲を新たにした。

(写真=おいしそうな子どもたちの表情にサンタさんも嬉しそう)
  
■20年4月民営化へ - 3セクで木島平村長が答弁
■5月に・台湾から参加も - 第3回飯山菜の花ゲートボール大会
■住民から「協働」の企画 - タウンモビリティで
■売りは笑いとりんご豚 - 戸狩温泉スキー場雪の恵でオープン
■牧の入・高井富士との共通券も - 木島平でスキー場開き
■トリノ五輪出場内定 - 上野さんと恩田さん
■岳北消防本部に災害対応ポンプ車
■2月11日・12日に城北で - いいやま雪まつり

TOP - 過去掲載記事 - 2005年12月24日号