TOP - 過去掲載記事 - 2005年11月26日号

11月26日号掲載記事
 
◆使命感持ち達成意識を - 飯山市で自立懇談会始まる<飯山市>
 「自立のための市民会議」から提出された提言を広く市民に周知し、合わせて自立に関する意見を聞くことを主旨とする飯山市の「自立懇談会」は19日、木島地区を皮切りに始まった。

 来月1日の全地区を対象とする市役所での懇談会まで市内10地区、11会場で開く。初回の木島地区では住民約60人が参加。冒頭、野口収入役は「市民会議の提言は、効率的な行財政運営、受益者負担の見直し、活性化事業の展開などを骨子としている。職員の削減や一部事業の廃止・見直し、公共料金など受益者負担の見直し、人口対策などだ。提言を含めて、自立に向けた忌憚のない意見をお聞きしたい」とあいさつした。

 同日は市が人口動態や産業・保健・医療・児童、生徒数、財政状況など、市の概況、市民会議の提言内容について説明。これを含めて意見を聞いた。

 懇談では▽上新田の分譲地はまだ多く売れ残っている。財政負担が大きいと思うが、どうするのか▽職員や議員・農業委員などの削減が提言されるが、直面する課題も多く、それでやっていけるのか▽受益者負担も仕方ないと思うが、職員や議員も使命感をもってほしい。お互いに達成意識をもつことだ▽議員数の削減見通しが甘過ぎる。先進的例も示し具体策を示すべきだ―など質問、意見が出された。

 これに対して市から▽上新田の宅地は実質塩漬け状態にあり、一般会計から拠出している▽職員の削減は実現可能。退職者数を全て補充しない。議員数については、議会の協議を待つ▽受益者負担は心苦しいが、お互い痛みを分かち合う必要がある―など、説明があった。野口収入役は「ご意見のうち、盛り込むべきものは盛り込む」とし、1月までの意見すり合わせを経て自立計画書の策定を進める考えを明らかにした。

(写真=自立に向けての決意も語られた「自立懇談会」)
 
「県民益」具体例あげて - 県組織再編に係る住民懇談会
 県の「組織再編に係る地域懇談会」は17日、中野市の北信合同庁舎で開かれた。

 平成18年度県の組織再編案、これに対する意見と対応、議会特別委員会の調査報告、2006年度施策方針などを踏まえてほぼ広域圏単位に住民の意見を聞くもの。田中知事・澤田祐介副知事・松林憲治経営戦略局長らが出席、県の考えを説明した。

 知事らはこの中で、県財政の実態を踏まえ、地域課題に関し、管内の現地機関を統括する横断的、総合的組織として「地域本部」を設置すること、建設事務所などの基盤整備事務所への再編に絡んで、現建設事務所機能の維持など説明した。

 その後の懇談の中では、栄村の男性から「県民益につながった具体例を挙げてほしい」「新潟・津南高校の中高一貫教育実施で、栄中学の存続が危うくなるおそれがある。県としての対応は?」など意見が出された。これに対して知事は「30人規模学級、入札改革独自の宅幼老所などに加えて、財政再建に成果を上げている」など、答えた。

(写真=県の組織改革に理解を訴える田中知事)
 
山野に早くも白い使者 - 初雪・初冠雪<北信濃地方>
 16日から17日にかけて、また、20日にも北信濃地方は今季初めての降雪に見舞われ、野沢温泉村上の平では、17日朝、約20aの積雪を記録。飯山市の岡山上段でも20日、約3aの積雪を観測した。

 17日午前、飯山市内では、戸狩温泉スキー場辺りから里も白く薄化粧。温井・羽広山一帯は道路にも積雪、除雪機の姿も見られた。

 北信濃地方には「高社が3度白くなれば里にも雪」「神戸の大イチョウが落ちれば雪」などの言い伝えがあるが、ことしはそれを越える速いペースの里の初雪。各家庭では冬囲いはほぼ終わっているものの、お菜洗いも半ばで、初雪に追われるように冬支度を急ぐ。

(写真=一面雪に覆われた飯山市温井)
 
◆知性育てた地誇りに - 「民権運動発祥地」の碑<飯山市>
 「自由民権運動発祥の地」。飯山市外様顔戸地区の入り口付近に、土蔵の礎石を使った高さ2b近い碑が建てられた。同地区は明治の初め、当時の郷党有志たちによって県下で最初に文明開化運動が取り組まれたところ。地区の誇るべき歴史を後世に語り継ぎたい―と、地域史を研究する同所、栗岩司さんが自費で建立した。

 栗岩さんの話、本紙特集記事(昭和54年)などによると、顔戸では、出身者らの教示などから維新直後の明治5年、郷党有志によって「顔戸開成所」が蓮華寺本堂に開設され、断髪運動など文明開化運動が、県下に先駆けて取り組まれた。

 「開成所」からやがて「寿自由党」(後の北信自由党)が生まれ、国会開設運動が展開される。日本近代史の中に「民主主義の原点」として足跡を残す、自由民権運動発祥地の一つである。

 その立役者の1人、栗岩愿二はやがて板垣退助らの「愛国社」に参加し、日本の自由民権運動を先導する役割を果たした。

 昭和54年、自由民権運動100周年を記念して、顔戸地区に記念碑建立の話が持ち上がったが実現せず、今回、愿二家ともつながる栗岩さんが私費を投じ、民権運動125周年に合わせて、念願の碑を建立した。

 「顔戸は、自由民権運動発祥の地。時代の大きな変革期に文明開化を先駆的に実践し、今の民主主義に通じる民権を尊重する国の建設に大きな働きをした先人たちの存在と、これを育てた地域性を誇り、次代に伝えていくことは、我々の使命」と、栗岩さんは話している。

(写真=顔戸入り口に建てられた発祥地の標)
◆ひと休み - 北信濃風物詩<連載>
 「北信濃新聞ですが、ばあちゃ、写真撮らせてくんねかい。散歩かい? 毎日歩いていなさるんかい? さぶくなるんで気をつけてくんねかい」。

 取材で北上していた折、村の旧道を手押し車を押すばあちゃんに会った。

路傍には石仏・石碑。ばあちゃんはそこにきて、ひと休み。

その居住まいに魅かれて写真をお願いした。

足元で落ち葉が渦巻いて、季節は初冬。
  
◆エゴマや野菜の滋味を - 北信小でふれあい地域食材給食<栄村>
 次世代を担う子どもたちが、安心・安全な地域の農産物を使った学校給食で健やかに育ち、これを生産した農家の人たちとの交流を通じて、「食」「農」への関心を高めることを目的とする「ふれあい地域食材の日」給食が18日、栄村の北信小学校(71人・宮川元幸校長)で行われた。

 県北信農業改良普及センターが主唱する事業の一つで、同日は同村内の東部・秋山小などでも行われた。北信小ではこの日、ホウレンソウ・キャベツ・ニンジンなどのエゴマあえ、ふろふき大根、エゴマおはぎ、キノコ汁など、村内産の野菜をふんだんに使ったメニューが机に並んだ。

 同村では地域特産品としてここ数年、エゴマの生産と、これを使ったクッキーなどが商品化され、同日はエゴマを生産・加工する女性グループメンバー3人が同小を訪れ、エゴマを紹介するとともに、児童と給食をともにした。「いただきます」と箸をとった子どもたちはおはぎを頬張り、口元のゴマも気にせず「おいしい」を連発していた。

(写真=エゴマや季節の野菜を味わう児童ら)
  
■郷土学ぶ活動拠点に - 飯山市「ふるさと館」が竣工
■子育てする地域環境を - 木島平村子育て支援に関する懇話会
■子供と大人達の共演も - 野沢温泉道祖神太鼓がコンサート
■冬隣知るヨシズ張り - 飯山市の千曲川柏尾橋で
■見えにくい坂路カーブ - 栄村の死亡事故で現地診断
■小中学生に実技指導 - バスケの岡村さん
■子供達の声援胸に - 県縦断駅伝出場の服部さん

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