TOP - 過去掲載記事 - 2005年10月29日号

10月29日号掲載記事
 
◆「死者ゼロ」最優先に減災を - 防災会議で震災対策方針を協議<栄村>
 昨年10月23日に発生した中越地震で、1人暮らしのお年寄り世帯の避難誘導体制や、非常時の情報伝達手段、飲料水や食料品の備蓄など震災対策に不備が指摘されたことを受けて、その見直しを進めてきた栄村で二十一日、防災会議が開催され、緊急対策震災対策基本方針などを協議された。

 中越地震で震度5弱の揺れに襲われた同村では、お年寄りが避難の際ケガを負ったほか、秋山地区などで家具が倒壊するなどの被害が出た。
この地震の際、集落での震災への取り組み、1人暮らしのお年寄りの避難誘導、消防団の指揮命令系統、非常時の情報伝達手段、避難施設の耐震性、食料品・飲料水の備蓄―などに不備が指摘された。

 防災会議は、高橋彦芳村長を会長に、一般委員として県現地機関の長、飯山警察署、職員、消防団関係者、専門委員として指定行政・公共機関・団体から村長が任命する、合わせて22人で構成。

 新たな震災対策は「震災による死亡者を0とすることを最優先に、減災を図る」を政策目標に掲げる。「減災」に向けた新たな取り組みでは「配備活動体制の強化」として▽職員の非常参集基準等の明確化(震度6弱以上で全職員招集)▽職員としての職責優先(例外規定あり)▽震度6弱以上で災害対策本部設置―など、「集落単位の防災体制の構築」では▽集落組織の防災組織化・集落防災力の強化▽両隣保安サポーターの新設(災害弱者の安全確保)▽住民・消防団向けの「震災応急マニュアル」作成▽確実な通信・連絡手段の確保(小型消防ポンプ積載車全てに移動系の車両搭載無線の整備)などを盛り込んだ。

 また、「避難所の抜本的見直し」では▽安否確認のための第1次避難所・長期にわたる避難生活を目的とした耐震構造の第2次避難所の設置―など、「飲料水・食料品などの備蓄・調達などの強化」では、震災時に孤立することが懸念される秋山地区に飲料水や乾パンなどの備蓄を優先的に実施―などをうたっている。

 同村では、ことし6月以来、村内8集落で「震災対策集落意見交換会を開き、意見を聞いてきた。基本方針は住民など意見を取り入れて策定された。同日の防災会議ではこのほか、職員震災応急マニュアル、住民・消防団震災応急マニュアルなどについて、協議が行われた。

(写真=中越地震を教訓に対策が協議された防災会議)
 
誘客に「よしもと」 - 戸狩温泉スキー場<飯山市>
 「北信州・戸狩温泉スキー場」はこのほど、12月17日にオープンする今季シーズンのイベントメニューを明らかにした。従来のイベントに加えて、今シーズンは若者に人気の若手お笑い芸人による「よしもと爆笑スノーパラダイス」を3月末までの16回開催するほか、女性限定でケーキバイキングや手作りアロマキャンドル体験などを内容とする「おり姫の日」、ティータイムに500円でデザートとドリンクのセットが楽しめる「トガリ・スゥイーツ・パラダイス」、足裏マッサージの「温泉リフレクソロジー」など、多彩な企画が行われる。

 このうち「よしもと爆笑スノーパラダイス」は、季節イベントに合わせて、人気お笑いタレントを招くもの。これまでに出演が内定しているのは「だいたひかる」「ハリガネロック」「フットボールアワー」「摩邪」「タカアンドトシ」「南海キャンディーズ」「レギュラー」「笑い飯」など。

 「パラダイス」は、著名タレントや、3・4組のコンビらが出演する「爆笑ゲレンデ」と、若手を中心とする2組出演の「楽笑隊」の2部構成となっている。

 ここ数年、利用者の減少から厳しい経営が続く同スキー場では昨シーズン、ゲレンデレストランの改装・メニュー改革や雪上ナイトクルージング、カップル貸切ゲレンデ、宿でのりんご豚料理の提供―など話題性のあるイベントを展開し、数年ぶりに前期を上回る入り込み実績を上げた。

 今季の「よしもと」は、その実績に加えて、様々な波及効果が期待される若者層をターゲットに話題を提供し、集客に結び付けたい―と、企画された。

 スキー場開きは16日、関係者による安全祈願祭を行い、17日に「りんご豚料理コンテスト」「爆笑ゲレンデ」を開催する。期間中、クリスマス・年越し・節分・バレンタインデー・ひな祭り―など季節イベントや道祖神火祭り、雪祭りのほかミニ運動会・スノートレッキング、新たに「おり姫の日」「温泉リフレクソロジー」「トガリスウィーツパラダイス」など、多彩なイベントが企画される。

(写真=上の山の水田で行われた認定証伝達)
 
花で街づくりを先導 - 全国「花コン」で優秀賞<飯山市>
 農林水産省・国土交通省などが関わる「花のまちづくりコンクール推進協議会」(安崎暁会長)の平成17年度「第15回全国花のまちづくりコンクール」。毎回、全国から1000を超える応募があり、現地審査など厳しい審査で知られる同コンクールの「企業部門・花のまちづくり優秀賞」に、飯山市飯山北町の「株式会社丸栄産業」(丸山彰寿社長)が選ばれた。

 同社はスキー・スノーボードなどの卸売。同協議会の受賞理由によると、同社は4年前、都市街路の拡幅・改良の完成で街並み景観協定が結ばれたことを機に、庭づくり・花づくりと取り組みを始めた。街路に向かって開かれた庭は通り抜けられ、気候風土、景観に合った樹木や草花を用いて、その配置構成、生育状況に優れている。また、街路に面した事務所前は、街並み景観に配慮。その花飾りは周囲の店舗や民家に波及し、一体的な活動に発展しており、先導的・中心的な役割は、身近なところでの社会貢献の見本という。

 同社の丸山社長の話では庭は約200坪、花の種類は300種近くあり▽雪国であることの認識▽街の景観づくり▽エコ対策―が、庭づくりのコンセプトという。「できるだけ、ありのままの自然に近いこと―にこだわっています」と、土づくりから手がけ、雨水を貯留し、施設は廃材などを活用した手づくり。冬期間も「冬囲い」はしない。

 今回、全国1414件の応募の中から、企業で唯一「優秀賞」に選ばれたことに同社長は「光栄であることはもちろんですが、同時に重い責任も負ったというのが実感です。自然の価値を十分に認識し、街の人たちの憩いの場となるとともに、街づくりのお手伝いができればうれしいですね」と語る。

(写真=自然のささやきが聞こえる街なかの庭)
 
◆村田・坪井組3位に - 全日本柔道形競技大会
 柔道の基本とされる攻防原理、心身練磨の道とも言われる「形」の全国大会で、飯水柔道連盟の村田賢一5段(北信州みゆき農協)、坪井清仁5段(飯山市役所)組が「極(きめ)」の形」の部で3位に入賞した。「投(なげ)」「柔(じゅう)」「極」「古式」の4種目を行う総合の部では、二人がメンバーとして出場した北信越チームが総合優勝した。

 「形」は、講道館柔道では「乱取り」と修行の一体を成すもので、柔道の奥儀に進むための伝統の技。このうち、「極」は一方が木刀や脇差を構えて襲いかかり、一方がこれをかわして制するもの。村田さん、坪井さんは県大会・北信越大会を制して全国大会に駒を進めた。

 柔道教室で子どもたちを指導する傍ら、二人だけの練習を重ね、16日、東京・講道館で行われた「全日本柔道形競技大会」に出場した二人は、全国10地区の10組の中で3位に入賞。北信越チームは、総合優勝を果たした。

 飯水柔同界初の快挙に村田さんは「地域の皆さんのお陰で上位入賞できた。2年後に向けて頑張りたい」と、坪井さんは「次回はもっと上位に入れるよう、練習に励みたい」と話している。
◆野焼き - 北信濃風物詩<連載>
 「野火」というのも、「野焼き」というのも自信がないが、穫り入れが進むこの季節、北信濃路一帯は各所に煙が上り、うっすら霞がかかったような、夕暮れにはそれが薄墨をぼかしたように見える。

 「一年間、ご苦労様。ありがとう」。

豊かな恵みをくれた田畑にかける、農家の人たちの声が聞こえてくるようだ。

感謝と慰労の火煙。
  
◆「協働」視察し意見交換 - 菅直人民主党元代表、栄村へ<栄村>
 民主党の元代表、菅直人さんが22日、栄村を訪れ、同村の「田直し」「下駄履きヘルパー」など、住民・行政協働の事業現場を視察するとともに、農業や公共事業のあり方などについて、村民らと意見を交わした。

 民主党では以前から、栄村の「協働」事業に関心を寄せ、政策提案などの参考にしており、今回、菅さんは小さな村の「協働」の取り組みの現場が見たい―と、同党の衆院議員、篠原孝さん(衆院比例北陸信越)とともに、同村を訪れた。

 菅さんは同日、秋山地区などを視察後、月岡公民館で村民らとの懇談に臨んだ。懇談会には高橋村長も同席、「地方分権をいうのなら、地方のことは地方に任せるべき。同じ尺度の物指しで各地方を測っていてはいけない。当村の取り組みは、住民によって支えられてきた。公共事業はいらないわけでなく、まずは暮らしの中に『政(まつり)』を下ろすことで実践的住民自治が確立する」とあいさつ。

 菅さんは、経済・財政・農業政策として、安全でおいしい食料生産業としての農業の再生、地産地消のスローライフに目を向け、日本の農産物を食べて木材を使うことが日本の自然を守り、農山村を子育てに適した地域として復活することにつながる―と指摘。篠原さんも地産地消の取り組み例を紹介、地域内自給率向上の重要性を訴えた。

 栄村視察を終えた菅さんは「地域の実状に即した公共事業のあるべき姿を学ぶことができた」と話していた。

(写真=月岡公民館で意見交換する菅さん)
  
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