TOP - 過去掲載記事 - 2005年10月22日号

10月22日号掲載記事
 
◆森林の癒し効果 活性資源に - 森林セラピー全国サミット<飯山市>
 森林のもつ「癒し」効果を人々の健康増進に生かし、現代のストレス社会への有効な対策として期待が高まる「森林セラピー」。林野庁・厚生労働省・国土緑化推進機構、森林総合研究所などが参加する「森林セラピー研究会」森林セラピー実行委員会が主宰する「森林セラピー基地・ウォーキングロード」の認定を申請する全国27の市町村が参加して15日、飯山市民会館で「第1回森林セラピー基地候補全国サミット」が開催された。

 飯山市、木島平村、信濃町など県内7市町村、北海道鶴居村から沖縄県国頭村までの全国27市町村が参加した市民会館での「森林セラピー基地候補・全国ネットワーク会議」では、今年度、飯山市など10カ所で行われた生理実験の概要説明、飯山市の斑尾高原原生花園・小菅、鍋倉、福島棚田など、各候補地の特徴的な自然の紹介、生理実験における飯山市の取り組み事例報告などが行われた。

 森林セラピー基地「全国ネットワーク会議」代表世話人でもある飯山市の木内市長は「森林の癒し効果が認められる中、一緒になってその分野の確立、情報提供が促される。協力関係を大切にして、期待を裏切らない地域づくりを進めたい」とあいさつ。

 同日午後行われた「サミット」には参加自治体の職員や、環境問題などに関心をもつ市民ら約500人が参加。サミットでは森林総合研究所生理活性チーム、大学教授、マーケティングコンサルタントが森林セラピーの効果、療法の実際、マーケティング戦略などについて講演。

 この中で森林総合研究所の宮崎良文生理活性チーム長は、都市部と森林での生理実験から、ストレスによって増加するホルモンの数値や心拍数に違いが生じた―とし、生来の生息環境である森林内では、森林がもつ様々な要素から、免疫機能が高まるのではないか―と、報告した。講演ではこのほか、セラピー拠点の整備には人材や受け皿の充実も欠かせないこと、地域の哲学や文化も重要で、実際に言葉を交し合う交流の大切さが説かれた。

(写真=森林の癒し効果などが語られたサミット)
 
安全とおいしさ誇りに - 栄村15農家に認定証<栄村>
 環境に優しい農業の推進支援策として、県が進める「持続性の高い農業生産方式の導入に関する計画」(エコファーマー)。

 環境への負荷を軽減し、自然と共生する農業への転換を目指して土作りと合理的な作付け体系を基礎として、化学肥料や化学合成農薬の削減による、環境に優しい農業を推進するのが主旨で、このほど、エコファーマーに認定された栄村の15農家に認定証が伝達された。

 いずれも有機質資材を使った堆肥を使うか、化学肥料・化学合成農薬の低減を図るなど「安全・安心」な生産と取り組んでいる米生産農家。  6日、横倉上の山地籍の水田脇で行われた認定証伝達式で、栄村の島田茂樹助役は「台風による風害が各地にあったのに、ここの稲は倒伏していないことに驚いている。肥培管理がよかったのだろう。堆肥を使うことも大変だが、これからも安全な農産物生産に頑張ってほしい」と、あいさつ。

 エコファーマーに認定されたのは、横倉・長瀬地区の農家で、アキタコマチ、コシヒカリを栽培する。野々海の清澄な水を使っているため、栽培期は遅れるが食味値は高いという。認定農家の一人は「主旨は違うかもしれないが、エコファーマーの認定で販売価が上がってくれれば」と話していた。

(写真=上の山の水田で行われた認定証伝達)
 
岳北組合相手に訴訟 - 新クリーンセンター計画<飯山市>
 岳北広域行政組合が、飯山市岡山藤沢地籍に建設を計画する新クリーンセンターについて、飯山市内の住民9人が11日、同組合が交付金申請に当たってまとめた「循環型社会形成推進地域計画」の撤回、訂正、交付金取得の差し止めを求める訴訟をを長野地裁に起こした。

 訴状では、交付金申請に当たって、岳北広域行政組合が作成した「循環型社会形成推進地域計画」は、施設規模を始め、目標ゴミ処理量を設定する基準数値である平成11年から15年の岳北3市村の一般ゴミ処理統計実績を虚偽数値で表示し、虚偽公文書を仕立て上げている―と指摘。同地域計画の撤回と正当文書への訂正を請求するとともに、、その提出まで交付金を取得してはならない―としている。

 提訴した住民らは先に、行政組合監査委員に対して、地域計画の撤回や新計画の策定を求めて住民監査請求したが、棄却されている。
 
◆花の波・人の波・カートも - 飯山市花フェスタ<飯山市>
 飯山市、同市「愛宕寺町つくろう会」、愛宕町区、飯山仏壇事業協同組合、飯山商工会議所などで組織する実行委員会主催による「第5回飯山市花フェスタ 寺町花街道」は15、16の両日、愛宕町一帯を会場に開催され、寺町・雁木通りに鮮やかな「花ウェーブ」が描かれた。

 景観形成への市民の関心を高めることに合わせて、地域の宝物である寺社や寺町などを内外にアピールするのが主旨。ことしは▽銀嶺飯養太鼓(県飯山養護学校)▽大本山善光寺大本願雅楽▽寄席植え園芸講習会▽いいやまNPOステージ発表―などイベントが行われた。

 両日、会場には市内9つの小中学校の児童・生徒、愛宕町区民が育てた寄せ植えによる花のウェーブが描かれ、市民の寄せ植えが寺町通りを飾った。また、会場内では創作生け花の展示や、飯山仏壇伝統工芸士の指導による蒔絵・彫金・金箔・彫刻の体験、お茶席の開設、花木や花苗、特産・民芸品などの販売も行われ、特に伝統工芸の体験コーナーは、家族連れやお年寄りグループなどでにぎわった。

 ことしの花フェスタは初日、あいにくの雨にもかかわらず行楽客や花の愛好者らが相次いで訪れ、天候が回復した16日にはお昼ごろをピークに家族連れやグループ客らが「花ウェーブ」ならぬ「人ウェーブ」を描いた。

 その会場でことし、特に話題を集めたのは都市空間デザイン会議ワーキンググループ、信州・福祉住環境ネットワークが主催した電動カートの貸し出し。「いいやま まちなか らくらく移動実験」と銘打った実験は、近年、自転車に変わる移動手段として注目される電動カートに市民の関心を集め、高齢者や障害者に優しいまちづくりにつなげたい―というもので、16日正午までに約50人の利用があったという。

 メーンの寄せ植えコンテストでは、個人の部の「北信濃新聞社賞」に、同市太田小境の西堀真耶さん(9つ)の寄せ植え「なかよし こよし」が選ばれた。千成柿・カランコエ・シロタエギク・ベゴニア・アブチロンなどに加えて、彩画したサボテンをアレンジ、夢のある楽しい作品に仕立てた。

(写真=花ウェーブに沿って人の波がうねった会場)
◆豆打ち - 北信濃風物詩<連載>
 村役場での取材を終えた帰り、道端の田んぼで、豆打ちに余念ない人の姿を見た。

「めずらしんで、写真えちめ(1枚)撮らしてくんねかい」といったら「オラやだ、困るう。そうかい? めずらしかい?」。

そういい占め、ポーズをとってくれた。

干した大豆を棒で叩いて中の豆を取り出す。

ただそれだけの作業なのに、たまらない懐かしさをおぼえる。

秋たけなわ。
  
◆140人参加し熱戦・交流 - 第1回北信濃新聞社杯マレットゴルフ大会<飯山市>
 本社・北信濃新聞社主催の「第1回北信濃新聞社杯マレットゴルフ大会」は16日、飯山市長峰運動公園のマレットゴルフコースで開催され、飯山市・木島平村・野沢温泉村の合わせて約140人が和気あいあいのうちにも真剣なプレーを展開した。

 同大会は、高齢化社会がいち早く進む中で、今や地域社会の重要な部分を担う高齢者らの交流、健康維持などを目的に本社が主催し、飯山市マレットゴルフ協会の主管、木島平村・野沢温泉村協会の共催で開催された。

 同日は各地で地域行事、イベントが多く催される中、大会には飯山市を中心に、岳北3市村から約140人が参加。合わせて35組に分かれてプレーした。
 同日は早朝まで前夜の雨が残り、コース条件の悪化が懸念されたが、天候は次第に回復に向かい、終盤ごろには汗ばむほどの陽気に。参加選手も途中でジャンパーを脱ぎ、プレーに熱中していた。

 競技は飯山市の服部弘子さんの118打をトップに、2位の大西いと子さんに続いて男性陣に120打台が13人続くレベルの高い内容となり、ホールインワンも相次いだ。男性の部優勝は向山友雄さん。優勝者から3位入賞者には本社からトロフィー、メダルが贈られた。大会の詳細については本紙10月29日号で。

(写真=長峰の丘に打球の音が響き渡って)
  
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