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9月3日号掲載記事
 
◆「生・消協働」の取り組みを - 人と環境に優しい農業全国フォーラム<木島平村>
 「小さな村から発信」とアピールする「人と環境にやさしい農業推進全国フォーラムin木島平」は3日、木島平村体育館を主会場に開催される。

 同村の村制施行50周年と、農林水産大臣賞受賞を記念するもので、村の「有機の里」づくり事業をステップアップするため、生産者の意識改革と生産技術の向上、消費者の理解を深めた「生消協働」の取り組みを展開することを目的に情報・意見交換の場として初のフォーラムを企画した。今、北信濃地方で取り組みが始まる「食・農」をつなぐ農村・地域づくりの夢もある。本社などが後援する。

 フォーラムでは開会セレモニーでの「有機の里づくり宣言」の後、第1部として木島平村による現地報告、農水省関東農政局生産経営流通部の一谷清人環境保全型農業専門官による情勢報告が行われ、今村奈良臣東京大学名誉教授の「環境保全型農業の潮流と新たな農業・農村の創造」(仮題)と題する記念講演が予定される。

 二日めは「パネルディスカッション」。「生消協働の環境にやさしい農業・農産物流通をどう進めるか」をテーマに、柳沢村長、基調講演者の今村さん、地元生産者代表の湯本實さん、調布市消費者団体連合会長の関口方子さんらが意見を交わす。

 同村では農業生産活動における化学肥料、化学合成農薬の多投、依存で農地や自然環境への負荷、及び人体への影響が地球規模の課題となっている実態を踏まえ、「食の安全性」が求められている―として、有機センターを核に資源循環型農業を推進してきた。

 同センターでは、年間牛糞堆肥3150d、汚泥堆肥270dを製造。これを使って米や野菜の減(無)化学肥料、減農薬栽培と取り組む団体が誕生している。

 フォーラムは3日午後1時から、村体育館で。参加無料。問い合わせは木島平村産業課有機の里推進係(рW2―4121)まで。
 
説得力もたない争点 - 衆院選長野1区、前回と同じ顔ぶれで
 郵政民営化関連法案の参院での否決に伴う衆院選は30日公示され、事前に出馬の意向を表明していた篠原孝さん(57)=民主前・党農水団体局長=、小坂憲次さん(59)=自民前・党国会対策副委員長=、中野早苗さん(57)=日本共産党新・元病院相談員=の3人が立候補を届け出た。

 「郵政民営化」「小泉政権の是非」を問う―という選択に矮小化される感のある今回衆院選だが、北信濃4市村の首長、議員らを含めて地域住民の関心は、もっと身近に「年金・社会保障」「景気・雇用対策」に寄せられている。

 「刺客」「新党」といった「中央」での過熱ムードとは裏腹に、北信濃有権者の受け止め方はいたってクール。候補者の顔ぶれが前回と同じで、公示前には一部を除き、候補予定者自身の遊説、集会などがほとんどなかったということもあるが、「郵政民営化」に集約されようとする政策が、説得力をもっていない態様が見られる。

 前回衆院選では、民主党躍進のうねりの中で、小坂さんが旧豊田村を含めた北信濃5市村で12663票を獲得して完勝。約3800票差だった篠原さんは比例区で復活当選した。小坂さんの勝利も、前回票を約1500票減らしてのことだった。

 3氏陣営ではそれぞれ、飯山市街地に事務所を設置し、党・支持組織を母体とする運動を展開しているが、有権者の関心はなお盛り上がらないのが実状。各派が今後、有権者の関心を踏まえた、明確、具体的な政策論争をどう展開するか、注目される。
 
◆代案100%では - プラン策定期限変えず<高校問題>
 先月25日、木島地区活性化センターで「長野県教育委員会・飯水岳北地区高校の将来を考える会との意見交換会」が開かれた。参加したのは考える会のメンバーや地元の教育関係者など約70人。県教委からは高校教育課長の吉江速人さんら3人が参加した。

 冒頭、考える会会長の木内市長があいさつつ、先の飯水岳北地区高校の将来を考える会設立総会で決議された@県教委は県立高校再編整備候補案を再考することA県教委は高校改革プラン推進委員会に県民の声を十分反映した論議を積み重ねる時間を確保し、年内結論を求めることなく慎重に対処することB私たちは、飯水岳北地区高校の将来あるべき姿を十分に議論し、長野県教育委員会案に代わる再編案を高校改革プラン推進委員会に提案する予定であるので、そうした地域の声に配慮すること―を県教委側に訴えた。

 これに対し県教委側は▽@・Bに関して/高等学校改革プラン検討委員会の最終報告を基に県立高校再編整備候補案が作成されたわけだが、この案でなければならないということはない。代案などがある場合、重くは受け止めるが、100%そのままというわけにはいかない。▽Aに関して/実施自体は平成19年度以降ではあるが、プランの策定に関しては平成17年度中を目指す。と答えた。意見交換会では他にも「下高井農林高校の扱いについて」「魅力ある高校というものを考えた時に現存以外の科の設置は可能なのか?」などの質問が出たがこれらに関しては「下高井農林高校は職業高校としての特色を活かし、これから発展できるのではないか」「現存以外の科の設置は、1クラス当たりの最低ベース人数を40人としているのでそれを満たせるのであれば可能ではないか」と答えた。

(写真=約70人が参加した考える会・県教委の意見交換会)
 
◆ぬかるみ・転倒・逆落とし・そして笑顔が - MTBダウンヒルマラソン<野沢温泉村>
 スキー場を会場に、壮大なダウンヒルに挑む、全国初のマウンテンバイク(MTB)「Gダウンヒルマラソン」が27・28の両日、野沢温泉村で開催された。

 野沢温泉スキー場上の平ゲレンデの長坂ゴンドラリフトやまびこ駅近くの野外レストラン前をスタートし、スキー場ゲレンデや林道、樹林・雑木林などを駆け下り、山麓の野沢温泉シャンツェ上段にゴールする全長10・6`、標高差784bのダウンヒル。ゲレンデ部分では、最大斜度36度の、それこそ「逆落とし」ともいえる急坂がある難路がコースとなった。

 今大会には、プロライダーや、全国各地からのMTB愛好者ら約650人が参加。7歳から最高60歳までの、年齢ごとのクラスに分かれ、それぞれ▽スピード▽テクニカル▽セイフティー▽チャレンジコースをひたすら駆け下った。

 会場一帯は数日続いた雨の影響で、あるいは分厚い霧によって各所にぬかるみができ、スタートしてわずかで選手は泥まみれ。ぬかるみにタイヤが滑って転倒する選手や、チェーンが外れ、あるいはパンクして修理を余儀なくされる選手が相次いだ。

 両日、コース沿線の林道などには、選手の家族や友人らが応援に駆けつけ、声を上げたり、サインを送って走り抜ける選手たちに大声援を送っていた。また、コース沿いには3カ所のサービスゾーンが設けられ、飲料水やバナナを補給。選手たちは修理がてら、あるいはひと息つきがてら、英気を養っていた。

 二日めの決勝は、国内では初めての一斉スタート。600台を超すMTBが、帯となってゲレンデを駆け下る様は圧巻で、スタート直後には、転倒車によって数十台が、将棋倒しとなるアクシデントもあった。

 両日、野沢温泉は参加者や家族ら宿泊客でにぎわい、観光関係者らはオフ期の誘客に―とした、大会誘致の効用に、確実な手ごたえを実感していた。

(写真=決勝では大会初の一斉スタートが)
 
◆大地恵み - 北信濃風物詩<連載>
 見渡す限り一面の農地に、実りが満ちている風景に出会うと、なぜか心が満たされる。

スキー場や公園、ホテルなどが集まる観光・行楽地。

その道の傍ら一帯に広がるトウモロコシ畑。

一帯はかつての開拓地で、入植農家の凄まじいばかりの労苦によって開墾された。

その大地に広がる大地の恵み。

刈り取りも近いのだろう。

その光景が目に浮かんできた。
  
■斑尾湿原などで本調査 - 森林セラピー基地・ロード 医大の生理実験も
■ふるさと語り部交流会 - 3日から木島平馬曲「郷の家」で
■空と陸から消火作戦 - 山林火災防御訓練
■「夜回り先生」の講演会 - 5日・木島平村体育館で
■熊に襲われてケガ - 栄村の程久保の山林
■忘れ置かれるもの - 田中渉さんが個展
■第30回飯山市ジュニア水泳大会結果
■みんなのひろば

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