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9月24日号掲載記事
 
◆情報発信・地域連携拠点に - 飯山市「花の駅千曲川」道の駅に認定<飯山市>
 飯山市常盤の国道117号線沿いに同市が開設した「桜広場交流施設・千曲川」がこのほど、国土交通省認定の「道の駅」に登録され、16日、登録証の伝達式が行われた。

 「道の駅」は▽休憩▽情報発信▽地域連携―など機能を有する施設で、トイレや駐車場、公衆電話など施設が24時間利用できること、バリアフリーであることなどが条件。国土交通省の認定が必要で、認定されると案内標識などが設置される。

 「千曲川」は飯山市が県の「信州の木で家づくり促進事業」を導入し、地域材を利用したモデル的施設としてまた、グリーンツーリズムを始めとする情報発信、地域や来訪者の交流拠点、千曲川を利用した水辺拠点として、平成8年度から6年がかり、約3億9000万円を投じて建設した施設。

 河川区域を含めた約1万4300平方bの敷地に普通車60台分の駐車場、24時間使えるトイレや自販機コーナー、農産物直売所・観光情報・物産・食堂などのほか、多様な情報を伝えるマルチビジョンが千曲川河川事務所によって設置されている。

 「千曲川」を運営する同市振興公社のまとめた利用実績では、本館・直売所レジで平成14年、7万7000人だった利用者は昨年度8万5830人。軽食コーナー・自販機コーナー・トイレ利用者らを含めた推定来館者は昨年実績で約25万7500人だった。

 同日、「千曲川」中庭で行われた認定証伝達式では、剣持貴国土交通省長野国道事務所長から木内市長に登録認定証が手渡された。同市長は「これまでも花の駅・千曲川として頑張ってきたが、これからは大勢の人たちに利用される道の駅として、大きく育つことができるよう頑張りたい」とあいさつ。

 「道の駅」は今回、飯山市のほか青木・遠山郷が認定され、県内では35番め、国道117号線では豊田村、栄村に続いて三カ所めとなった。登録証には「道の駅 花の駅千曲川」と記されている。

(写真=認定書を手に木内市長)
 
3億越す市税滞納が課題に - 自立を期す飯山市<飯山市>
 「広域合併」から一転、「自立」の道を選ばざるを得ない状況となる中で、現在、自立プランの検討・策定作業が進む飯山市。同プランの重要な部分を占める財政健全化策に関し、一般会計の平成16年度決算で3億7500万円にのぼる市税収入未済額が議会などで改めての論議を呼んでいる。

 同市の市税収入は、16年度当初予算額で23億9000万円。ここ数年、過疎や長期化した不況、地域産業の地盤沈下などで厳しい実態にある。歳入総額の16・3%(17年度当初)を占める市税だが、地域経済の落ち込みなどから年々滞納額が増高し、16年度課税分を含めた収入未済額は3億7500万円となり、市財政に大きな影響を与えている。市税滞納問題は9月議会でも取り上げられ、直面する課題の一つとして認識される。

 このため、市では従来の臨戸訪問などに加えて月末の日曜日に収納窓口を開設するなど、収税率アップと取り組み、未済額の減少(15年度決算〜16年度決算に約6300万円)に一定の成果も上がる。が、未済分の中には▽無財産▽生活困窮▽所在・財産不明―といった不能欠損とせざるを得ないものも少なからずあり、市では厳しい暮らしの中でもきちんと納税している市民への影響を考慮しながら、ケースによっては厳しい収税対応も示しつつ、健全財政の確立に向けた取り組みを進めたい―としている。
 
◆夜空焦がす大たいまつの炎 - 奈良沢神社大天狗
   「南高球児」のマスコットも - 静間神社屋台巡行
<飯山市>
 北信濃路の初秋を彩る「秋祭り」。ここしばらく、毎週末を中心に各地伝統の祭りが行われているが17日夜には、勇壮さと華麗さを代表する飯山市飯山奈良沢の「大天狗の舞い」、同秋津静間神社の「屋台巡行」が行われ、多くの住民やアマチュアカメラマンらでにぎわった。

 同市の無形民俗文化財に指定される奈良沢神社の大天狗の舞い。狩猟時代の名残りともいわれる「はたき天狗」「弓矢天狗」などが伝わる同神社だが、猿田彦が村人の安寧を祈り、刀と大たいまつを持って交互に舞いながらシメ縄を切って神社に向かう「大天狗の舞い」は、勇壮さで知られ、毎年多くのアマチュアカメラマンを誘う。

 ことしは宵宮の17日、集落南側から道中唄にのってスタートした祭り行列は、ムラの辻々で舞いを繰り広げ、紅蓮の炎を上げる大天狗の舞いに喚声と拍手が寄せられた。

(写真=炎と火の粉が舞った奈良沢大天狗の舞い)

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 秋津静間神社の例大祭。明治時代半ばの作で、飾りや彫刻などが秀でる祭り屋台が奉納されることで知られる。屋台はことし、集落内巡行の後、北畑・大久保・中町の順で神社下に集結。その年の人気キャラクターが登場するマスコット人形はことし、アンパンマン・マツケンサンバに加えて、中町が夏の高校野球県大会で活躍した「南高球児」を登場させ、話題を集めた。

 クライマックスの坂の引き上げでは、子どもたちが奏でるお囃子が急にテンポを早めるを合図に、鮮やかな提灯に伝統の彫刻を浮かび上がらせた屋台が一気に坂を駆け上がり、神社境内に鮮やかな絵巻を描いた。

(写真=ちょうちんも華麗に揺れる屋台の引き上げ)
 
◆風 禍 - 北信濃風物詩<連載>
 初秋に襲いきた台風による強風の爪あとが残る田んぼ。

川東を中心に稲が渦を巻くようになぎ倒されて、収穫の時を待つ。

その田んぼに立つ案山子の家族も心なしか不安そう。

「マジかよ、こんなで刈れるのかよ」とでもいいたげに、それでも「不心得者」に目を光らせる。

隣の田んぼで稲刈りが始まった。

「今週末にはオラちもかな?」。

案山子のひとり言。
  
◆遺宝・遺作・モデル一堂に - 画人長谷川青澄追悼展<飯山市>
 飯山市出身の日本画家で、日本美術院同人評議員を務め、飯山市の名誉市民でもあった故長谷川青澄さんの1周忌展「画人長谷川青澄追悼展」が17日から飯山市美術館で始まった。

 同美術館を始め県信濃美術館、長谷川さんが創作活動の拠点ともした東大阪市や、故郷飯山市に所蔵される大小合わせて64点の作品が展示される。このうち、43点は飯山市内を中心に、官公署や企業、個人が所蔵するもので、「青澄会」の呼びかけに応じて提供された。

 同日美術館ホールで行われた開会セレモニーで井出市助役は「長谷川先生が亡くなられて1年が過ぎた。ふるさと飯山を愛し、謙虚で律儀な方だった。名誉市民として戴いたことを誇りに思っている。先生の作品の一つ一つに語りかけ、先生を偲んでいただければいい」とあいさつ。

 青澄師夫人の由子さんは「『朝霧大原女』が遺作となった。主人は『亡くなったら神様にしてもらえるよ』といっていた、岡倉天心先生ゆかりのお宮に合祀されている。ふるさと飯山での追悼展は身に余る光栄であり、心から感謝している」と、述べた。

 同日の開幕セレモニーには、長谷川さんの画業仲間や絵画界関係者、友人・知己ら約50人が集まり、長谷川さんの画歴をたどる作品に見入っていた。会場には昭和46年の作品「ママ」のモデルになった、奥村土牛画伯の長女水島和子さんら、かつての「モデル」さん数人が家族とともに姿を見せ、思い出話を交わしていた。同追悼展は11月13日まで、飯山市美術館で開かれている。

(写真=由子夫人らがテープカットを)
  
■森林療法で地域振興 - 10月飯山市で全国サミット
■スキー場民営化など18事業 - コモンズ支援金事業
■自立担う若い力を誇りに - 木島平3小学校合同運動会
■「台風の忘れ物」拾う - 河川敷にゴミ拾って59袋
■展親子で最後の運動会 - 斑尾高原保育園
■勇気与えたメッセージ - 野沢温泉村でふうちゃんのコンサート
■健康で楽しい暮らしを - 「千曲荘」で敬老祝賀会

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