TOP - 過去掲載記事 - 2005年8月20日号

8月20日号掲載記事
 
◆木島平村で全国和算研究会 - 8面の貴重な[算額」残る村<木島平村>
 「算額」の数が人口割では全国1といわれる木島平村で今月20・21の両日、全国でも初めての和算の大会「第1回全国和算研究大会」が開催される。

 「和算」は日本古来の数学で、方程式論に相当するもの、円周率・曲線図形の面積や曲面に囲まれた立体の体積を求めるものなどに独自の発達を遂げてきた。明治になって輸入された西洋数学に圧倒され、衰退した。

 木島平村には数学の問題を画文にして神社仏閣に奉納した「算額」が8面残るが、人口割ではおそらく全国一ではないかという。算額は問題が解けたことを感謝する意味のほか、問題の周知、和算修学の進歩祈願、門弟の修学奨励、師の功績顕彰などの意味があるといわれる。最も古い寛政12年(1800)の中島・水穂神社のものを始め、幾何図形・測量に関する算額が現存する。
 
スノーボード全面開放 - 売り上げ目標は12億円余<野沢温泉村>
 従来の村営スキー場を民営化して、その経営に当たる「株式会社野沢温泉」(河野博明社長)は8日、今季のスキー場運営方針などについて、住民説明会を開き、意見を聞いた。

 平成3年度の約50億円をピークに収益が減少の途をたどり、平成9年度決算では単年度収支が赤字に、11年度には累積赤字が19億円超となったことから、12年以来スキー場のあり方を検討してきた。

 そして、14年度には経営健全化研究会を立ち上げ、以降手続きを経てことし7月、スキー場民営会社「竃沢温泉」を設立した。

 約150人を集めた説明会では、先に提案したゲレンデの閉鎖は見送り、「やまびこA」コースをスノーボードにも開放、柄沢第2ペア・長坂フォー・日影第3ペア・やまびこ第2ペア・上ノ平ペアの5本のリフトを完全休止、ユートピアペア・チャレンジペア・湯の峰ペア・水無トリプルの4本を繁忙期以外休止する。
 
◆木島平村夏祭り・鬼の盆2nd - 風の盆・烏踊り・筒花火<木島平村>
 木島平村の村政施行50周年・調布市姉妹都市交流20周年記念の夏祭り「鬼の盆2nd」は11・12の両日、村民体育館をメーン会場に開催された。

 「交流からはじまる新しい未来」を共通テーマとすることしの夏祭りでは、「前夜祭・ふう太の縁日」として木島平村の村無形文化財「盆じゃもの」、鬼島太鼓と姉妹都市東京・調布市のロックバンド、よさこい組藍心によるステージ交流が行われた。

 また、12日の夏祭りは、雨のため急きょ会場を体育館に変更、第1部として富山県八尾のおわら保存会による「風の盆 越中おわら節」、鬼島太鼓、ロックバンド、調布よさこい組藍心のステージ、第2部では伝統の「からす踊り」を中心とする盆踊り、第3部では、静岡県袋井市の「手筒花火」が行われた。

(写真=体育館に描かれた烏踊りの輪)
 
◆和紙の創作ファッションが完成 - 東京・文化ファッションビジネススクールの学生<飯山市>
 飯山市と東京・文化学園文化ファッションビジネススクールが連携し、飯山の伝統的工芸品である内山紙を使ったファッションの研究を進める取り組みの一環として、このほど、同スクールの学生が製作した作品6点が届き、今、飯山本町の洋品店ショーウインドウに展示されている。

 スローライフが叫ばれ、生活スタイルでも「和風」が脚光を浴びる中、和紙を素材にしたファッションの研究は、近年、需要が落ち込む和紙の、新たな活用の方途を見出し、販路開拓に結び付くものとして、飯山市が文化学園の協力を得て取り組んでいるもの。

 ことし7月、同スクールの学生が飯山市を訪れ、手漉き作業を見学するとともに、飯山で古布などを使った機織りと取り組む「織宝来」(丸山登代代表15人)のメンバーと交流、意見を交わした。
 
◆和紙・灯ろう・浴衣 - 雨の中いいやま灯篭祭り<飯山市>
 「和紙のふるさと いいやま灯篭まつり」は12日、飯山市の本町ぶらり広場をメーンとする中心商店街一帯を会場に開催された。同日は断続的に雨の降る、あいにくの天候にたたられ、会場を訪れる人は少なかったが、商店街通りは14日までの3日間、歩道や商店前などに市民手作りの灯篭が並べられ、寺町情緒を演出した。

 昨年の「いいやま夏まつり」から、観光・行楽客の誘致に向けて「灯篭」をメーンに内容を再編した。ぶらり広場をメーン会場に、上町から本町・仲町・肴町・愛宕町・福寿町にかけての市街地中心商店街を、こうぞや和紙を使った、市民手作りの灯篭、ぼんぼり、花で彩った。魅力ある地域の創造と、活性化を図るのが主旨。

(写真=浴衣姿で「ハイチーズ」に並ぶ子供達)
 
◆各地で北信濃路の夏夜を彩る花火大会<飯山市・栄村>
 北信濃の真夏の風物詩、「千曲川河畔・納涼花火大会」は14日、飯山市の中央橋下流を会場に開催された。同日は午後からの雨が夜まで残り、時に激しく降るあいにくの天候となったが、千曲川左岸堤防の観覧席には浴衣姿のカップル、家族連れらが傘を手に訪れ、また、付近の道路や会場を見下ろす高台の空き地などには、車の中で花火を楽しむ人も多く見られた。

 同花火大会は千曲川の川面に映る火影の美しさで知られ、近隣からファンが訪れる北信濃の夏の風物詩。ことしは超特大1・特大4・大4を含めたスターマイン21発を始め合わせて32のセットが打ち上げられた。

(写真=千曲川に鮮やかな火影を映して)
 開催会費を納めた人たちだけが自分たちのための自分たちの花火を楽しむ―という、ユニークな花火大会が12日夜、栄村のさかえ倶楽部スキー場で開催された。

 さかえ倶楽部観煙祭実行委員会が主催するもので、ことしで2回め。花火の打ち上げ費用を開催会費のみでまかない、集まった金額に見合った分だけ打ち上げる「会員制」の花火大会。

 ことしは一口3000円の会費が合わせて190口集まり、尺玉・スターマインなど10の花火ユニットが打ち上げられた。同日、スキー場一帯は、激しい雨に襲われ、集まった村民や隣の新潟県津南町からの参加者を中心とする人たちは、管理棟の軒先や駐車場の車の中などで、花火の競演を楽しんだ。

(写真=雨のスキー場を彩った「マイ花火」)
 飯山市の「常盤健康ニコニコ王国」主催の、ことしで12回めを数える「常盤健康ニコニコ花火大会」は十三日、常盤小学校グラウンドを会場に開催された。

 地域住民の親睦・交流を兼ねた納涼祭に合わせて毎年開催されているもので、会場の常盤小グラウンドでは、各区、グループごとにゴザを敷き、宴を楽しんだ。

 前線による雨の晴れ間に恵まれた花火大会では、地区内の野球・バレーボール・ソフトボールなどのチームや企業・商店、各種団体、施設などが寄付した尺玉、スターマインが打ち上げられ、これに加えて子どもや孫の誕生、結婚、長寿の祝いの花火が、歓声のうちに夜空を焦がした。

(写真=住民のシルエットを映し出すナイアガラ)
 
◆秋気配 - 北信濃風物詩<連載>
 ここもう何年も異常気象が続く。

それは我々人間が引き起こした現象なのかも知れないが、異常気象によって命が奪われ、生業(なりわい)が侵されることが悲しい。

そして、さらに、異常気象は季節感さえ消し去ってしまうのではないか―という不安がある。

季節のものを楽しみ、季節に従って暮らしを変える摂理。

もうコスモスが揺れ始めている。
 
崩落土砂が民家を襲う - 北信濃一帯で集中豪雨禍<飯山市>
 北信濃地方は16日未明から、前線の影響による集中豪雨に襲われ、飯山市の木島吉で、民家の裏山が崩れて住居がズレ出す被害があったほか、同日午前中時点で4市村合わせて2戸が床上浸水、20戸が床下浸水した。

 15日から降り出した雨は16日深夜から激しさを増し、飯山小学校付近の降雨量は、16日午前4時からの1時間値で49・5_の猛烈な雨を記録した。このほか、同市瑞穂でも午前3時過ぎから1時間に30_を超える大雨となった。

 この、近年に例のない集中豪雨で、飯山市木島吉では、農業、岩崎巍さん方の裏山が崩れ、家の一部が基礎床ごと約1・5bズレた。約600立方bの土砂の一部は、居間に流れ込み、家財をそのまま外に押し出した。就寝中の家族は1時、土砂に胸まで埋まったが、自力で這い出し、難を逃れた。

(写真=裏山の崩落した土砂に埋もれた民家)
  
◆「雪達磨」ありがとう表彰 - 野沢温泉旅館ホテル事業協<野沢温泉村>
 野沢温泉村の「野沢温泉旅館ホテル事業協同組合」(森行成組合長)は「宿(やど)」の日の8月10日、折から開催中の「ニコニコ夏まつり・ライブステージ」の幕間に「ありがとう表彰」を行い、向林開発委員会の活動を称えた。

 「宿の日」は、宿泊・観光に関わる4つの全国組織が日本の宿のよさを再認識する日として、数字の語呂合わせから8月10日に設定したもの。同組合では、その主旨に沿って、お客さんが喜び、楽しめる活動と取り組む村内団体・グループを表彰してきた。

 平成11年から始まった表彰では花の植栽や山のガイド、散策コースの整備、足湯の開設、使用済み割り箸の回収などと取り組む5つの団体の活動に謝意を表してきた。

(写真=ニコニコ祭り向林開発委に「ありがとう」)
  
■541人の若者が社会に巣立ち - 4市村で成人式
■「保証の甘さ」に行列も - 大盛況のスイカ祭り

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