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8月6日号掲載記事
 
◆人類のための科学の発展に - ニュートリノと青色発光ダイオード<栄村>
 2002年にノーベル物理学賞を受賞した東京大学特別名誉教授の小柴昌俊さんと、青色発光ダイオードを開発した米・カリフォルニア大学サンタバーバラ校教授の中村修二さんが29日、栄村で講演した。これに先立って高橋村長は「まだキツネにつままれたようで、まさか実現できるとは思わなかった」と、世界物理学界に輝く二人の偉大な科学者の講演に、感動の輪が広がった。

 講演会は無償の「名誉研究員」第1号として年に数回栄村を訪れ、小中学校で科学・理科教室を開いている久保謙一東京都立大学名誉教授が仲介して実現した。アインシュタインが特殊相対性理論など3つの論文を発表して100年めに当たることし、世界中で記念行事が行われており、久保さんは日本物理学会の「2005年世界物理年委員会」の委員として行事企画を担当、「地域の子どもたちに、世界的な研究者の話を生で聞かせたい」と、講演会を発案した。

 母校の東京大学で同じ時期、理学部に席を置いたことから小柴さんとは旧知の間柄、中村さんとは早くからその仕事に注目し、本を書いたことがあり、その縁と、「地域で黙々と学ぶ子どもたちに話をしたい」という二人の思いから、夢の講演会が実現した。












(写真右上=世界的科学者2人を迎えて開かれた講演会、写真右下=中村修二さん、写真左下=小柴昌俊さん)
 
魅力ある市を次代に - 6人に功労表彰<飯山市>
 平成17年度飯山市表彰式は30日、市役所委員会室で行われ、市議任期半ばで亡くなった故丸山惣平さんら6人に功労表彰が、今季スキーの国際・全国大会に出場し、活躍した斉藤亮さんら3人と飯山南高女子クロスカントリー・リレーチームにそれぞれ栄誉賞が贈られた。

 功労表彰を受けたのは、〔自治功労〕で、市議を42年3カ月務め、市の発展に尽くした前市議の故丸山惣平さん、行政相談員を20年間務め、地域と行政のパイプ役として貢献した水野久雄さん、差別のない明るい飯山市を築く審議会委員を長く務め、人権同和政策、教育・啓発に貢献した須田勇さん。

 〔教育文化功労〕では文化財保護審議会委員などを務めて、文化財保護や活用、環境教育などについて尽力した関口信男さん。〔産業功労〕で、全国レベルの農協・農業活動と取り組み、地域農業の振興などに大きな足跡を残した前JA北信州みゆき組合長の石田正人さん。〔消防功労〕では通算20年近く消防団活動と取り組み、市民の安全を守り通した前市消防団長の小林俊明さん。

 栄誉賞は全日本選手権・冬季国体・世界(ジュニア)選手権などで活躍した斉藤亮さん、山室忠さん、竹内択さんと、全日本選手権クロスカントリーの女子15`リレーで優勝した飯山南高女子チームに贈られた。

(写真=木内市長から「栄誉賞」を授与される南高生)
 
◆地域論議促す公開学習会 - 飯山北1通将来構想特別委<飯山市>
 「2010年、飯山にもその衝撃が? その時、飯山は?」―。飯山北高の同窓会「桂陰会」(森司朗会長)の諮問機関として設置された「旧第1通学区の将来構想に関する特別委員会」(内山英樹委員長)は27日、飯山市民会館で、初の公開学習会を開いた。

 県教育委員が高校改革プラン推進委員会での議論ももたず、突然発表した「高校再編整備候補案」に、全県規模の批判が高まっている中で、「地域(旧第1通学区)高校のあるべき姿を、地域全体で考えたい」として設置された同委員会。これまで、独自に地域高校の位置付け、あるべき姿などについて論議を重ねてきたが、住民の声を聞きたい―と、公開学習会を企画した。

 同日、市民会館3階の会議室で開かれた学習会には、旧第1通学区内を中心とする約40人が参加。飯山北高勤務を経て今、長野・皐月高校教諭の伊藤幸男さんが、主に「地域の教育力」について話した。

(写真=高校のあり方に論議が交わされた学習会)
 
◆4市村の19事業を採択 - 県のコモンズ支援金
 北信地方事務所はこのほど、管内市町村や公共的団体などから申請されていた「信州の明日を創るコモンズ支援金」一般分の採択結果について公表した。

 同支援金は地域独自の改革や、課題を解決するために実施する事業で、県採択の特別分に該当しない事業が対象。▽安心・安全な暮らし支援▽地域交通の確保▽県境地域などの活性化▽やさしいまちづくり▽魅力ある観光の創出▽協働型のむらづくり―など12の事業分野で、46件、事業費にして約1億630万円の申請が寄せられた。

 選定委員会の審査で採択されたのは、このうち31件(約4670万円)で、北信濃4市村では飯山市2件(約460万円)、木島平村7件(491万円)、野沢温泉村4件(282万円)、栄村6件(707万円)の合わせて19件。
 
◆里山再生へソバの種蒔き - いいやまブナの森倶楽部<飯山市>
 飯山市の鍋倉山中腹に広がるなべくら高原の遊休農地で30、31の両日、秋ソバの種まき作業が行われた。

 里山の再生と取り組む「いいやまブナの森倶楽部」会員と、地元農家有志が開墾から畔草刈り、先月末の雑草のすき込みなど作業を経て準備を進めてきたもので、昨年とほぼ同じ柄山を中心とする約6fにソバの種をまいた。

 森の家周辺では近年、過疎の進行、農業労働力の高齢化などから遊休・荒廃農地が増加、景観上だけでなく、気持ちのうえでも住民の負担となっていた。
 
◆子供の「松子」今年も - 木島平村の南鴨の柱松神事<木島平村>
 木島平村南鴨地区に100年以上にわたって受け継がれる豊凶占いの伝統行事「柱松神事」が31日、同地区大塚山陣屋で行われた。

 柱松神事は修験道の験(げん)比べの遺習といわれ、北信濃地方では飯山市の瑞穂小菅地区に本格的な神事が伝えられている。南鴨の松子は、100年以上も昔から豊凶占いの神事として受け継がれ、一時途絶えたものの、10年ほど前に復活、全国でも珍しい「子どもたちだけの松子」として、大塚山の夏祭りに奉納される。

 同日、大塚山の陣屋には南に五穀豊穣、北に天下泰平の二本の柱松が建てられ、午後3時過ぎ、吉原正悟さん扮する「文山」(おかめ)、尾澤倫太郎さんの練り山(天狗)とともに、松神子の芳川亮さん、西沢朱里さんらが参詣。

(写真=尾花に火がついて「五穀豊穣」の神託が)
 
◆花いかだ - 北信濃風物詩<連載>
 集落の中を音を立てて清流が流れるムラ。

民宿を営む家も多く、地域ぐるみ景観の保全、創造と取り組む。

 小さな手作りの水車、竹で作った花の鉢。

季節の花たちが咲き競い、訪れる者を優しく迎えてくれる。

水路に面した家並みもどこか懐かしく、そこにたたずめば時を忘れてしまう。

炎暑もその一画だけ、避けているかのようだ。
 
発刊記念し「食の文化祭」 - 信州いいやま食の風土記<飯山市>
 飯山ならではの食文化を掘り起こし、後世に伝えたい―と編纂された「信州いいやま食の風土記」の発刊を記念して30日、木島活性化センターで、その完成披露式典・記念講演会に合わせて、初の「食の文化祭」が開催された。

 「食の風土記」は、かつて「塩の道」にあって山と海の複合した食材に恵まれ、また、全国有数の豪雪地の自然・植生が育んだ独特の食文化が息づく飯山地方の伝統的な郷土料理、食文化を記録し、後世に伝えようと、編纂委員会(坂原シモ会長)が刊行した。

 昭和30年代の暮らしから、日常的な基本食とその変遷、食材、四季の恵みを取り入れた季節食、「ハレ」の料理、子どもの食生活、地域の特色、暮らしと道具―などが紹介される。

(写真=伝統食と創造食が並んだ食の文化祭)
  
◆「天上の青」鮮やか - 木島平大町の民家<木島平村>
 濃く、美しい花の形容から「天上の青・ヘブンリーブルー」と呼ばれる南米産のアサガオが、ことしも木島平村大町の民家で咲いている。

 同所で工務店を営む湯本悦生さんが数年前種をもらい、道路に面して垣根ふうに仕立てた。メキシコや南米が原産で暑さに強く、午後遅くまで花を咲かせるヘブンリーブルー。

 長さ約20bほどの垣根は、まだ、花が斑状態だが、最盛期には垣根全体が青く彩られ、暑気を癒す。垣根は信号機に近く、信号待ちのドライバーらに涼気を送っている。

(写真=炎暑に爽やかな涼感の花垣)
  
「母なる川」じょんのび船旅 - 秋津活性化委の千曲川・川遊び<飯山市>
 ふるさとの母なる川に遊び親しみ、その姿を通して地域の環境に関心を深めるとともに、母なる川の資源活用の方途を考えたい―と、飯山市秋津の「ふるさとづくり委員会」が96年から開催している「千曲川・川遊び」の、10回記念イベントが31日、行われた。

 ことしは「満10歳」を記念して、誰もが気軽に参加し、母なる川にふれられるよう、遊覧船をチャーター、手作りイカダ25隻やカヌーなどを合わせて合わせて約180人が参加した。

(写真=橋上からのサポートに笑顔を見せるクルー)
 
■熊に襲われ住民ケガ - 飯山市上境の集落内道路で
■「30周年」で盛り上がり - 飯山市・とがり夏まつり
■栄村森に女性防火クラブ - ファイヤーレディース
■同乗の祖母が死亡 - 栄村堺の県道で
■郷里に激励横断幕 - 世界陸上出場の石川さん
■街を彩るクラフト・造形作品 - 写真でたどる展示場マップ
■太鼓・ハワイアンで納涼祭 - さかえ倶楽部スキー場
■雨の湖面、火影映して - 北竜湖・納涼大煙火大会
■鎮座19周年で大祭 - 楯之平出雲社
■月下美人咲く - 木島野坂田の民家

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