TOP - 過去掲載記事 - 2005年4月30日号

4月30日号掲載記事
 
◆若者に感動と努力の動機を - 「先端物理学」栄村から<栄村>
 アインシュタインが特殊相対性理論など三つの大論文を発表した「奇跡の年」から百年めに当たる「世界物理年」のことし、日本委員会のイベントとして、栄村にノーベル物理学賞受章者・小柴昌俊さん(東京大学特別栄誉教授)、青色ダイオードの研究・開発者・中村修二さん(カリフォルニア大学サンタバーバラ校教授)を招いて講演会が開かれる。

 日本物理学会2005世界物理年委員を務める久保謙一東京都立大名誉教授が、栄村の名誉研究員として、同村の中学で「科学教室」、小学校で「理科教室」を主宰している縁で講演会を発案、「2005世界物理年日本委員会」のイベントとして登録したもの。

 「世界物理年の機会に、日本の物理科学研究の第一人者を招き、次世代を担う中学・高校生を対象に、研究の苦闘と喜び、発見・開発の苦悩と楽しさを語ってもらい、若者のこれからに強烈な感動と、努力への動機を与えることができれば」というのが、久保さんの願いであり、講演会の主旨でもある。
 
◆支所化は決定済み? - 建設事務所存続を陳情<4市村>
 飯山市・木島平村・野沢温泉村・栄村の四市村首長、議長らは二十六日、県・県議会に対し「飯山建設事務所の存続に関する要望書」を提出、地域の実状を訴える中で、県の配慮を要請した。

 県では行政機構審議会の答申を受け、組織改革の一環として2006年度をメドに、県内十五建設事務所・一支所を、十基盤整備事務所・六支所体制にする改革案を検討している。この改革案では、飯山建設事務所は支所となり、現在の維持・管理業務のみが行われることとなっている。

 このため、同建設事務所管内の飯山市・木島平村・野沢温泉村・栄村の四市村では、支所化によって地域に密着した道路・河川計画を始め、災害防止・応急対策・復旧策への対応力が後退するとともに、雪害対策・道路除雪などについてもレベルダウンが懸念される―として、同事務所の支所化に反対。市村職員、区長会などの協力を得て、住民署名を展開した。

(写真=建設事務所の存続を要望する4首長ら)
 
◆特例債で豊田中など整備 - 青木新中野市長が登庁<中野市>
 豊田村との合併によって今月一日、新中野市が誕生したことに伴い、先に行われた市長選挙で無競争当選した青木一市長は二十五日、初登庁した。

 職員、支持者らに迎えられて登庁した同市長は、職員を集めた就任式で「前例がない、金がない―などといった市民対応はよくない」と、お役所仕事を戒めた。

 また、記者会見では、合併特例債の使途や、旧豊田村に対する施策、新市の課題・重点施策などについて、考えを明らかにした。

 この中で同市長は、特例債について、文化ホール(市民会館)・保育園整備・給食センター・豊田中学校整備などに充当したい―と述べた。旧豊田村を中心とする施策については「豊田に私自身、出前させていただき、個性ある伝統・文化などを大切に、ともどもやっていく形を整えたい」とし、農業を基盤に担い手の育成を含めた支援策を講じるとともに、除排雪施策などにしっかりした予算付けを検討する考えを示した。
 
◆「社会資本整備」脳裏に - 清野前豊田村長 中野市長職務執行者退任<中野市>
 新市発足に伴い、新市長選出までの間中野市の市長職務執行者を務めた清野真木生前豊田村長は二十二日退任した。

 同日の退任式を前に清野職務執行者は記者会見に臨み、約八年間旧豊田村長として公共下水道・有線テレビ整備事業を中心に、「当時国の補助事業を十分活用して、社会資本整備を進めることができた」と、述べるとともに、人件費削減などで職員の大きな協力があった―と述べた
 
◆黒岩山麓に「春の女神」の舞い再び - ヒメギフチョウ相次ぎ羽化<飯山市>
 ハコネサンショウウオやモリアオガエル、ギフチョウ属などの混生地として国の天然記念物に指定される飯山市外様黒岩山の麓の寺で、今、ヒメギフチョウが相次いで羽化し、ビニールハウス内の菜の花畑を飛び交っている。

 雪深い北信濃路に本格的な春の訪れを告げる「春の女神」、ヒメギフチョウの羽化を導いたのは同所蓮華寺住職の田村?城さん。天然記念物黒岩山一帯の自然を守るパトロールを務める傍ら、二十年以上前から年々減少傾向にあったギフチョウ属の保護と取り組み、人工飼育で成果を上げてきた。

 人工飼育は途中、中断したが、昨年、十七年ぶりにギフチョウ属の産卵を確認、人工飼育と取り組んだ。今冬の豪雪で分厚く残る雪を掻き分け、いち早く畑の一隅に建てたビニールハウスの中で、四十四のサナギから二十二日、ヒメギフチョウ四頭が羽化、二十四日にかけてさらに三頭が羽化した。

(写真=ハウス内の菜の花にとまるヒメギフチョウ)
 
◆千曲辺 - 北信濃風物詩<連載>
 ついに桜とりんごの花のツーショットにめぐり逢えた。ことしは雪消えが遅く、花期のズレが心配されたが、桜の花がしんぼう強く待っていてくれた。千曲川辺の本格的な春。残雪と母なる川と桜とりんご。この、みごとな役者たちの競演を毎年楽しみにしている。春は今、北信濃路を北上中。
 
◆サンフランシスコ桜祭りへ - 栄村の栄ふるさと太鼓など<栄村>
 栄村の「榮太鼓」と「栄ふるさと太鼓」は二十一日夜、村文化会館ホールで「アメリカ・サンフランシスコ桜祭り」遠征に向けた最後の練習と、発表会を開いた。

 両太鼓の海外遠征は今回で三回め。村単独事業の若者交流事業で、ほぼ三年おきにアメリカ・サンフランシスコの日本人街からノースカリフォルニア州の「チェリーブロッサム・フェスティバル(桜祭り)」に招かれている。

 今回は「ふるさと太鼓」と、そのOGを中心とする「榮太鼓」の打ち手、保護者や指導者、村職員ら二十二人が二十二日に渡米、桜祭り会場で演奏するほか、現地の中学生と交流し、二十六日に帰国した。
 
◆大好きな飯山に捧ぐ - 句文集を木内市長に<飯山市>
 「月の道寺と仏具屋向ひ合ふ」―。太平洋戦争さ中の二年間、父の故郷である飯山に疎開した女性がこのほど、「飯山を俳句に包む」と題する句文集を発刊、二十二日、飯山市役所に木内市長を訪ね、これを贈呈するとともに、懇談した。

 東京都在住で元高校教師の胎中(たいなか)千枝子さん(73)。父の故清水広司さん(俳号・水車)が飯山市飯山市ノ口出身で、戦時中の二年間、その実家に疎開した。

 千枝子さんは日本女子大を卒業、平成四年に定年退職するまで高校の教師を務めたが、大学在学中、中島斌雄教授、柴田白葉女師に師事、俳句の道を学び、平成六年には早稲田大学のオープンカレッジで山下一海さんの門下生となり、句集「春の色」を出版している。
 
■自立&合併再検証企画【下】
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■北信濃新聞社杯・バレーボール大会 - 周辺村に参加広がって
■3職員を局長表彰 - 飯山郵便局・郵政記念日式
■植樹完了で「標柱」 - 馬曲温泉やまぶき街道
■親睦深めた桜花の宴 - 上町区で18年目の桜祭り
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■清水小屋でお菜洗いも - スナヤツメの小川が

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