2005年3月26日号掲載記事

□豊田村・4月の中野市との合併前に閉村式 村旗に48年の歴史の重みが
  中学生主役の式典 新中野市に夢と希望を 
 中野市との合併に伴う豊田村の閉村式は二十一日、同村の村民会館で行われ、昭和三十一年九月三十日の合併以来、四十八年六カ月一日の村としての歴史に幕を閉じた。
 豊田村は当時の豊井・永田両村が合併して誕生。国文学者、高野辰之博士の生誕地として、日本の原風景が残る「日本の故郷」として、リンゴなど果樹栽培を特徴とする農業を基幹産業として発展を遂げてきた。また、平成九年には上信越道豊田飯山インターが開通、近年は住宅団地造成による、周辺都市のベッドタウンとして定住者を増やしている。
 同日、十一日後に迫った中野市との合併に向けて、四十八年の村の歴史を振り返り、村としての「豊田」に別れを告げるとともに、「新中野市」市民としての決意を新たにしようと、閉村式を挙行した。
 会場となった村民会館には、国会議員や周辺市町村長、国・県出先機関長、村内各種団体長ら約二百人が集まり、清野真木生村長は「中野市との合併は、この時、豊田村に生きる我々の大きな決断だった。これまで培ってきた歴史と文化は永遠であり、これを誇りとして新中野市に夢と希望を託したい。四月から新しい歴史がスタートするが、新中野市民としての誇りを育てたい」と式辞。

(写真=村の象徴だった村旗が中学生の手で…)

(写真=式辞を述べる清野村長)

□16年ぶりの選挙戦へ 野沢温泉村議選
 任期満了に伴う野沢温泉村議会議員選挙は二十二日告示され、現職五人、元職一人、新人三人が立候補を届け出た。同村の村議選で選挙が行われるのは平成元年以来四期、十六年ぶり。
 同日立候補を届け出たのは、現職で宮崎早人さん(57)=日本共産党・前坂=、久保田三代さん(58)=無所属・十王堂=、鈴木良孝さん(62)=無所属・東大滝=、河野廣さん(67)=無所属・大湯=、内田克己さん(65)=無所属・中尾=の五人。元職の富井走一さん(52)=無所属・松葉=。新人では富井耕一さん(63)=無所属・松葉=、酒田治男さん(58)=無所属・坪山=、宮崎正光さん(52)=無所属・前坂=の三人。

□10月には建設着工へ 岳北の新クリーンセンター
 飯山市は十八日開いた議員全員協議会に、新クリーンセンター・最終処分場の建設スケジュールと、関係施設の整備計画事業費について示した。
 同クリーンセンターについては、元岳北広域ごみ処理施設建設計画検討協議会役員や当時の管内代表者会議関係者らが今、建設予定地とされる飯山市岡山藤沢一帯での精度が高く、信頼するに足る環境影響調査の実施を申し入れ、また、建設地決定の経過が不明朗―として、計画の再検討を訴えるなど、論議が再燃している。
 同日示された建設事業スケジュールでは、現在、「焼却施設・リサイクルセンター」の整備計画書の策定、基本計画などの見直し、発注仕様書の作成、敷地造成工事が、最終処分場関係では浸出水処理施設発注仕様書作成作業が進められている。

□森林で産業起こしを 森林セラピー基地誘致へ
 飯山市はこのほど、林野庁・文化庁・厚生労働省などが全国に募って整備を進める「森林セラピー基地」の誘致に応募、申請手続きをしたことを明らかにした。今月中にも国・県の現地機関や医療機関、商工・観光・福祉団体、旅行社・運輸会社・スポーツ用具メーカーなどを構成員とする協議会を発足する。
 森林セラピー基地は、地域資源としての森林を活用し、医療・福祉機関・健康サービス業・民間事業者・公共団体などが連携して健康プログラムを作成、提供するための機能をもつもの。
 飯山市ではセラピーロードとして「五感に響きわたる原風景ミュージアム」をテーマに「母の森」鍋倉と、「神の森」小菅に▽ブナの里山こみち▽茶屋池森林浴歩道▽信越トレイル▽北竜湖周遊の道▽小菅修験の道―を設定。なべくら高原森の家をメインセンターに、まだらお高原山の家・文化北竜館をサブセンターに運営する計画を検討する。

□スキー場存続支援を 戸狩温泉スキー場で全体集会
 ここ数年の入り込み客の減少でスキー場経営が厳しさを増し、今冬は若干盛り返したものの、開発当初からの債務の返済に苦慮する飯山市の戸狩温泉で十六日、観光協会員、スキー場従業員らが「スキー場存続に向けての全体集会」を開いた。
 同スキー場は今から半世紀近く前、当時多かった冬の出稼ぎをなくし、現金収入を得る産業を―と、関係地元住民が出資して開発した住民資本のスキー場。当時のスキーブーム、高度経済成長の波に乗って、全国有数の民宿観光地として栄えたが、バブルの崩壊や国民レジャーの変化、観光地間競争の激化などから平成四年の五十六万人をピークに、入り込み客は減少の途をたどり、昨季はついに十五万人前後まで落ち込んだ。
 スキー場を経営する住民企業、戸狩観光開発では、開発以来JAグループに合わせて約十九億円の債務があり、最大の債権者に年間三千万円近い債務返済を余儀なくされている。

□夢の世界ジュニアへ フィンランド留学中の竹内択さん
 今月十九日からフィンランド・ロバニエミで開催されている「2005 国際スキー連盟(FIS)ノルディック・ジュニア世界選手権大会」ジャンプ競技に、飯山市出身の竹内択さん(17)が、日本代表選手団の一員として参加している。
 ジュニア世界選手権は、ジュニアスキーの最高峰で、時代の世界スキー界を担う有力選手が歯を競う。ことしの大会には日本から北海道の高校生二人と、中学生二人、そして、竹内さんが代表に選ばれた。

□妻に”25年”感謝して 銀婚式で初の利用者
 飯山市の戸狩温泉スキー場が今季、「スキー場再生プラン」の一企画として商品化した「カップル貸切ゲレンデ」に二十一日夜、初めての利用者があり、スキー場上げての大歓迎を受けた。
 カップル貸切ゲレンデは、特別料金で夜間照明付きのペガサスゲレンデを占有して滑られるもの。今季、スキー場再生プランの一つとして売り出したが、四万円近い高料金もあってか、これまで利用者がなく、関係者の話では「企画倒れかと、かなりあせっていた」という。
 同日、初の利用者となったのは千葉県横芝町の会社員、中川政文さんと、妻の妙子さん。ことしでちょうど銀婚式を迎えることから、政文さんが「何か派手なことで驚かせたい」と、妙子さんに内緒でアイデアをひねっていた折、インターネット友だちの戸狩温泉民宿経営者の紹介でカップルゲレンデの企画を知り、申し込んだという。
 同日夜、ゲレンデ入りした政文さんは、妙子さんに初めて企画を打ち明け、場内放送を通じて、貸切ゲレンデのプレゼントを告げた。リフト降り場付近には事前にスキー場関係者らが潜んでおり、「告白」と同時に飛び出して二人を祝福。
(写真=地酒を酌み交わしての語らいも)




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□飯山南スキー部優勝報告会

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